上半期(4〜10月)映画ベスト10
本当は1月から数えて上半期としたほうがおさまりが良さそうだけれど、ぼくの中では大学の暦のほうがなじみ深いので4月からにする。
- ドッペルゲンガー(黒沢清)
- パンチドランク・ラブ(ポール・トーマス・アンダーソン)
- 鏡の女たち(吉田喜重)
- アバウト・シュミット(アレクサンダー・ペイン)
- 戦場のピアニスト(ロマン・ポランスキー)
- 月曜日に乾杯!(オタール・イオセリアーニ)
- ファム・ファタール(ブライアン・デ・パルマ)
- ベアーズ・キス(セルゲイ・ボドロフ)
- 神に選ばれし無敵の男(ヴェルナー・ヘルツォーク)
- アララトの聖母(アトム・エゴヤン)
独断と偏見である。他にも迷ったものとしては、『ボウリング・フォー・コロンバイン』『8Mile』『DI.』『スパイダー』『六月の蛇』『テープ』『沙羅双樹』『ハリウッド★ホンコン』『座頭市』『ロスト・イン・ラマンチャ』などなど。それに、ピンク映画や映画祭の旧作などにも面白いものがあった。まあ、印象が薄くなっている映画だってあるし、ぼくの苦手な映画(中国映画や韓国映画…理由は自分でもよく分からないが)も含まれていない。ただし、選んだ映画に通底しているのは、それらの映画に「世界」を変える力があったということである。もちろん、現実の世界ではなく、ぼくの中の「世界」ということだ。この10本の映画はぼくに「うん、明日も生きていこう」と思わせた映画なのである。
さあ、明日からの下半期にも期待しよう。まずは11月5日世界同時公開の『マトリックス・レボリューションズ』!といっても、ほとんど期待していないのだが…(本当は続々と催される様々な映画祭こそが重要だ!)