2004-03-01から1ヶ月間の記事一覧

「崔」を観る

先日に引き続いて崔洋一特集。銀座シネパトス。今宵も電車の音が鳴り響く…。 今回は赤川次郎原作の角川映画『いつか誰かが殺される』だった。1984年の作品。渡辺典子と古尾谷雅人の瑞々しいラブストーリーを主軸にミステリタッチの物語が展開される。印…

「差異」を観る

『ユリイカ』は押井守特集「映像のイノセンス」。押井守と上野俊哉対談を読んで、純粋に映像の見地から『イノセンス』を見直そうと強く思う。「物語の不可能性で物語ろうとする人」として押井守を意識していれば、東浩紀のような戸惑いを抱くのも必然だろう…

眠・食・働

何やかやと20時間ほど働きづめの一日で、それ以外は何もしていないに等しい。「仕事の合間に読書や勉強できます」という触れ込みでやり始めた今のバイトも、すでに3〜4ヶ月目だが、仕事内容が増えるばかりでどうしようもない。振り返ってあとの祭り。た…

骨太なデビュー作!

銀座シネパトスの「崔洋一特集」一本目『十階のモスキート』を観る。内田裕也の企画・主演・脚本を崔洋一が演出。83年の監督デビュー作。ATG映画だ。 16mmフィルムの質感と大野克夫のゲーム音楽のような独特なBGM、手持ちカメラが街中を歩く内田裕也を一定…

遅れ…遅れて

http://d.hatena.ne.jp/tido/20040323 『花と蛇』に触れて書いた日記の続きをようやく今(30日16時過ぎ)になって書こうと思う。 乱暴に言ってしまえば、小沼勝監督『花と蛇』には、フィクションの空間が成り立たず、フィクションの外側からに侵犯され続…

布石として

パンフレットより石井隆監督、杉本彩主演の『花と蛇』の画像をアップ。花魁&SMだ。 http://d.hatena.ne.jp/tido/20040322

またしても…

急にバイトに入らなければならなくなった。今夜中に↑は無理かもしれない。明日は大学の科目登録にも行かなくちゃいけないのに、まだ何も考えてない。今夜は徹夜か…。

今日はナオミ姐さんを…

とりあえず画像だけでも(『花と蛇』ではない。これは団鬼六原作の『縄化粧』より。)。こうしておくと自分でも書かざるをえなくなる。今は時間がないが、今日中には『花と蛇』についてまとめておかないと気が済まない。

芽衣子姐さん、再び

新文芸座オールナイト「梶芽衣子、再び」に行ってきた。ラインナップは以下の通り。 ・野良猫ロック マシン・アニマル(監督:長谷部安春/1970) ・女囚さそり 701号怨み節(監督:長谷部安春/1973) ・ジーンズブルース(監督:中島貞夫/1974) ・曽…

「にょ」

どうにもバイトの疲れが抜けず、行こうと思っていた法政大学での「サミュエル・フラー特集上映会4」を断念するに至る。過去2、3回はちゃんと観に行ったのに…。今からでもぎりぎり間に合いそうだと思いつつも、重い腰が上がらない。 さっきまで給料日後の…

今日は給料日

大学の準備も始まって忙しい時期だけど、だらだらとバイトばかりやっていて、準備らしい準備もできず終いになりそうな予感。昨日は、花粉症らしき数々の症状と戦って疲れ果ててしまった。今日もそれが完治していなかったけど、気づくとバイトの時間で、家に…

三重苦

昨日の夜勤に入った途端、肩こりと頭痛と喉の痛みが激しくなって、朝まで最悪の気分だった。朝になっても良くなる兆しはなくて、風呂に入った後数分間だけ肩こりは引いたのだが、すぐに元通りの負荷が舞い降りてきて、相変わらず喉も頭も痛い。それに加えて…

「オトコってカワイイわ」

まったく違う映画だということが分かった後、久しぶりにロマンポルノ『花と蛇』を観た。原作団鬼六、監督小沼勝、脚本田中陽造、主演谷ナオミ。1974年。改めて観ると思っていた以上に傑作だということが分かった。 団鬼六&小沼勝&谷ナオミとしては、『…

姉妹の契り

たまたま『牡丹と薔薇』を観たので、ホームページに少し立ち寄ってみた。 http://www.tokai-tv.com/botanbara/intro/index.html まともに観ているわけじゃないのでもちろん知らなかったが、このドラマの始まりは昭和45(1970)年だったということに興…

歌舞伎町で『花と蛇』を観た

最近UFOキャッチャーに犬福が導入されているのを見つけて、見かけるたびに一体ずつ捕獲しているのだが、今日コマ劇前のゲーセンに入ったら案の定導入されていたので300円使って一体捕獲した。犬福のクイズゲームといえば、たぶんぼくが高校生ぐらいの時に…

成績発表

web上で大学の成績発表を受け取る。残り30単位か…と思うと気が滅入るが、別に就活に追われているというわけでもないので、大したことじゃない。ひょんなことからやめることだって十分考えられるのだし(といいつつだらだら学生をやっているわけではあるが……

そして何もできなかった…

雪の後のせっかくの良い天気だったのに、一日中バイトしかできなかった。それも在宅バイトだった。寝違えた首が一日中痛かった。 …と書いて唯一やった他のことを思い出した。最寄りの(アパートから徒歩10分)ブックオフに無印良品の紙袋2つ分の本やらCD…

『ドッグヴィル』雑感

バイトのない長い一日。早起きしたこともあって、へとへとになったので今日(といってもすでに21日になってしまったが…)のところは一言だけに。反米とニコール・キッドマンへのサディズムという先入観ばかりが先行していたけど、これは極限まで抽象化され…

蘇る大殺戮

板橋ワーナーマイカルで『テキサス・チェーンソー』が封切られ、雪の中をさっそく観に行った。『ドラえもん』と『ロード・オブ・ザ・リング』の家族連れ*1をかき分けて…そんな中、『テキサス・チェーンソー』を観る客は『悪魔のいけにえ』の再体験を望む物好…

雪!

寒いと思ったら…

最終日

テアトルタイムズスクエアの連日レイトショー「映画監督クリント・イーストウッド」に行く。なんとか『許されざる者』の最終日に行けて本当に良かった。昨日ほとんど寝てなくて身体中痛くて行くのをためらっていたけど、観に行ってとにかく良かった。高校生…

半月遅れで

ひとつのバイトの給料を貰った。雇い主が単に忘れていただけ。

ひとつの契機

さっきトイレに入ったとき*1、なんとなく角川ソフィア文庫版の『共同幻想論』をめくっていたら、最後に付された中上健次の解説にこんな箇所があった。 性が対幻想として読まれ共同幻想に転移していくという見ようによっては十全にアジア的(農耕的)なこの書…

バイト中の一息

現在在宅バイト中。約2時間後にはホテルのバイトが待っているというのに。テレ東でアルドリッチの『飛べ!フェニックス』をやっていたので最後の方だけ観た。ずいぶん端折られているようで、ぼくが観た最後のくだりもテンポが速くて一瞬違う映画かと思って…

70年代という象徴

ジュンク堂に行くといいだもも著『1970・11・25三島由紀夫』が発売されていた。当時、三島自決を受けて緊急出版された『三島由紀夫』の復刻版ということだ。ついこの前ぼくが購入した『'70s 寺山修司』に続いて世界書院からの発行、共に宮台真司の解説付きで…

身体を離れて人形へ

東京都現代美術館の「球体関節人形展」に行ってきた。『イノセンス』公開記念に押井守監修で展示されているものだ。なんとなく行きたいなぐらいに思っていて、暇が見つからなくてうやむやになりそうだったのだが、昨日ちょっとした出来事があってバイトの後…

模様替え

3時間ぐらい部屋の模様替え。今日もたくさんゴミが出た。思いきって捨てるのもなかなか気持ち良い。雑誌とか映画のパンフレットとかはやっぱり捨てられないけど。

「悪魔のような『変さ』に夢中」に夢中

有線放送に加入してから届くようになった薄い情報誌『Music Pleasure』の今月号に、山田五郎の新連載「知ってどーする?」というトリビアっぽいやつが始まっていて第1回からなかなか面白い。というかちょうどぼくの興味に合致していて70年代が取りあげら…

就職協定不安アリ

行定勲が表紙の今週の『AERA』に、「復活『就職協定』混乱の採用計画」という記事があった。問題をシリアスに演出するこの雑誌の術策には毎回うんざりするけど、まともにぼく自身に関係してくる内容だったので少し気になる。 ここで話題にのぼっている経団連…

今日の出来事

バイトを終えて家の片づけをしていたらこんな時間になって、もう眠い。いらないものを捨てようと袋詰めする。70リットルのゴミ袋4つほどを一杯にしたけど、まだまだ捨てるべきものが散乱している。本はブックオフに売りに行かねば…。 こんな何もない日で…