2004-04-01から1ヶ月間の記事一覧

飲み会へ

夜は久しぶりに元バイト仲間たちと飲み会。週に2、3度飲みに行っていた頃がなつかしい。今では2、3ヶ月に1度ぐらいしか飲み会などやっていないような気がする。自分自身が閉じていっているのが自覚される。とあるCMで木村拓哉は「閉じている自分も好き…

殉教者たち

ゴールデンウィークといえば「みどりの日」から始まるはずなのに、今日は大学の授業が普通に行われているらしく、確かに通常よりは少なかったものの、まだ4月ということもあって、夜勤明けでいらつきながらも律儀に出席した。 「ロシア中世文学」の講義にお…

反発→シラけ→情念

石井輝男監督、梶芽衣子主演、1970年の『怪談昇り竜』をビデオで観た。 いろいろな要素が詰め込まれていて整理が難しい映画だった。女囚、女親分、見世物小屋、せむし男(土方巽が演じている)、めくらの刺客、女同士の対決…とおどろおどろしい要素がめ…

長谷川和彦はなぜ沈黙しているのか?

ぼくにとっては盲点だった70年代の大作映画を突いた、樋口尚文による批評『『砂の器』と『日本沈没』70年代日本の超大作映画』を読む。著者のスタイル自体は極めてオーソドックスなのだが、取り上げた1本1本の映画に対する眼差しが丹念であり、それゆ…

決意表明

火曜の朝はつらい。1限目から「ロシア語作文」が待っている。2限目には『巨匠とマルガリータ』をロシア語で読まなければならず、夕方から翌朝までのバイトの前に疲労はピークに近づく。 『「非国民」手帖』を読んだ。表紙に穿たれたハンマーの絵のように、…

ビデオで観る大映映画

田中徳三監督『鯨神』と加戸敏監督『怪猫岡崎騒動』を。前者は宇能鴻一郎原作の特撮映画で、勝新も出演している。1962年の作品だから、すでに勝新は『不知火検校』の役柄を経ているわけだ。ぎらぎらしたよそ者を演じる勝新は「鯨神」に果敢に挑み、最後…

ついでに

パンフレットに蓮實重彦による『キル・ビル』評があってこちらにも心を撃たれた。久しぶりにパンフレットで得した気になった。

ダリル・ハンナが座頭市に…

柳生十兵衛のイメージがなんとか…と囁かれたダリル・ハンナが座頭市のイメージにつながってゆくからと言って「盲目のオマージュ」なのではなくて、タランティーノによる露骨な数々のオマージュにとらわれることで盲目的になってしまうことが『キル・ビル』の…

ハプニングは起こらなかった?

東京都現代美術館の「YES オノ・ヨーコ」展に行ってきた。今までまともにオノ・ヨーコ作品を知らなかっただけに、それなりに楽しめる内容だったけれど、初期のインストラクションや近年の作品はともかく、ハプニングやパフォーマンス的な要素の強い大部分の…

ストレス解消法

夜勤明けでそのまま大学へ直行して2コマ受けて帰宅して爆睡。たぶんそんな感じの1日だった。前日のバイトは本当に我慢の限界だった。ぼくの前に勤務していた人が客から少なめの代金しか貰ってなくて、そのことを丁寧に説明すると逆ギレされ、部屋に帰って…

この日は…

今(27日)思い出そうとしてもほとんど何も思い出せない。たぶん、バイトづくしで何もできなかったのだと思う。

1週間ぶり

日記の日付は連続することになるが、今こうして書いている内容はほとんど1週間ぶりになる。前回書いた時は、充実した日記を続けるぞという決心に満たされていたのに、ちょっと気を抜いた途端にずるずる1週間になろうとしている。このままでは、ずっと放置…

隠蔽されたもの

矢田喜美雄『謀殺 下山事件』を読了した。 最初に刊行されたのが、1973年講談社によるものだったというのも象徴的だが、解説を書いているジャーナリスト和多田進の勧めで新風舎文庫の刊行に至ったというのも象徴的である。森達也の『下山事件』が200…

1週間ぶり

バイトと大学に追われた先週はまったく映画を観る暇もなく終わってしまった。それを反省して、今日は借りていたビデオを観た。といっても、今日が返却期限だったのに4本中2本しか観ることができなかったが…。 今日の画像にも使っているのは加戸敏監督『怪…

2週間目の始まり

朝までバイトに追われていたけど、遅刻もせずになんとか午前中の授業にも出席。まずまずの週明け。電車内読書の『謀殺 下山事件』が面白い。森達也の『下山事件』には心打たれたが、元祖「下山病」と言っていい朝日新聞記者の矢田喜美雄はさらにすごい。元ベ…

茫然自失

ほぼ1日中バイトして、息抜きにゲームをやっていたらあっという間。大学開始1週間目はこうして何もできないまま終わってしまったわけだ。来週からは気分を変えよう…

無題

いつの間にか「はてなカウンター」も様変わりしていたようで、せっかく毎日継続した日記も後付になってしまっているし、形だけ維持するのもやるせないので、そろそろ力を注ぎなおそうと思う。気分を一新するために何かやろうと思っているけど、いつになるか…

自閉

やろうと思っていたことがことごとくできず、意のままにならない日が続く。バイト中心の生活から大学中心の生活に変えるのは思ったより困難極まる。というより、今は生活に中心がないのかもしれない。単に日々の生活を回すだけで精一杯なのだ。

中休み

大学とバイトと私生活の狭間でいろいろと…疲れた。

新刊

ハンス・ベルメールの装丁に惹かれて金原ひとみの新著『アッシュベイビー』を買う。芥川賞の2人では福田和也にならって、ぼくも綿谷りさの方が断然良いと思ったりしたけど、斎藤環の「芥川賞のポストモダン化」にならって、金原ひとみのフラットさに注目し…

案の定

午前中の授業を休む。1回目だというのに…夕方からバイト。バイトは順調すぎるぐらいに稼いでいる。たぶん大卒の平均的な初任給の2倍ぐらいじゃないかと思う。

2本のビデオ

『女番長 野良猫ロック』と『曖昧な未来、黒沢清』を観る。今日までのレンタルだったので、崔洋一特集を諦めてビデオを観ることにした。和田アキ子主演の『女番長 野良猫ロック』は良い出来とは言いがたい。長谷部安春監督作品だが、やはり脚本がマズかった…

大学、開始

今年も週4回の大学通い。すべて露文関係の授業に統一できたのは気楽だが…それにしても午前中の講義が大半を占めているのに不安を覚える。文字通り最初の講義に行く。去年と同じ科目で、なおかつ卒論の担当教官の講義。ツルゲーネフの『はつ恋』をロシア語で…

ビデオ鑑賞

崔洋一『花のあすか組!』を観る。角川映画。『北斗の拳』や『AKIRA』みたいな終末的な世界観。当惑した。

コーエン兄弟最新作

(このところずっと日記を書くのが数日遅れになっているが…) 板橋のワーナー・マイカル・シネマズで『ディボース・ショウ』を観る。休日だし、けっこう混むのを覚悟で正午過ぎに観にいったのだが、意外にも5人ほどしか観客はいなかった。 冒頭からコーエン…

ジャズ批評家から出発

大橋巨泉自伝『ゲバゲバ70年!』を読み終える。当初、70年代についての本なのかと思って勘違いしていたが、単に大橋巨泉の70年の生涯を綴るものだった。本屋で見かけたときに、テリー伊藤の70年代本が近くにあったから早とちりしたのかもしれない。 …

角川映画はもうたくさん

崔洋一特集で永島敏行と原田知世主演の『黒いドレスの女』。1987年の角川映画だ。この前の『友よ、静かに瞑れ』同様に北方謙三が原作。しかし、沖縄が舞台だったその作品に比べて、今回は東京を舞台としていることも関係するのか、虚構世界を忠実に再現…

噛み千切られた指、アクロバット、飛ぶ生首

待望の『怪猫 有馬御殿』をビデオで観た。さすがTUTAYAだ。監督は荒井良平、主演はもちろん入江たか子。『怪猫 呪いの壁』には入江たか子は出ていなかったので初体験だった。 50分にも満たない本作の前半から中盤にかけては、殿様に贔屓にされる美女が大奥…

楽しみましょう?楽しみました。

増村保造の映画に安田道代主演の『セックスチェック 第二の性』というのがある。緒方券演じる元天才スプリンターがバスケット選手だった安田道代に才能を見出し、スプリンターとして二人三脚で育てるという話。ところが、彼女はスプリンターとして成長してい…

3つの後悔

かつてのバイト仲間との飲み会に行けなかった後悔。観ようと思っていた映画に行けなかった後悔。プレミア価格のついていたセガサターン版『ラングリッサー ドラマティックエディション』を衝動買いしてしまった後悔。それらを埋め合わせようとビール1本を空…