大学、開始

tido2004-04-12

今年も週4回の大学通い。すべて露文関係の授業に統一できたのは気楽だが…それにしても午前中の講義が大半を占めているのに不安を覚える。文字通り最初の講義に行く。去年と同じ科目で、なおかつ卒論の担当教官の講義。ツルゲーネフの『はつ恋』をロシア語で読む。終わったあと、先生と卒論の話をして、生協で本を買って帰宅。
買った本は矢田喜美雄の『謀殺 下山事件』。森達也の『下山事件』を読み始めたら面白くて、ついついその中でも触れられている『謀殺 下山事件』を買ってしまったのだ。森達也の『下山事件』の登場人物で、その人自身も下山事件を追うジャーナリストである斎藤茂男が言うように、「下山病」の感染力は強い。事件についてある程度の材料が揃うと、なぜこんなに明白な事件が謎のままに…と思えてきて、さらに突っ込んでみたくなる。すると、さらに謎が…という循環である。複雑な背景を解き明かしてみたくなるのだ。ぼくも森達也だけでなく、あと数冊は読みたくなるだろう。