70年代という象徴

ジュンク堂に行くといいだもも著『1970・11・25三島由紀夫』が発売されていた。当時、三島自決を受けて緊急出版された『三島由紀夫』の復刻版ということだ。ついこの前ぼくが購入した『'70s 寺山修司』に続いて世界書院からの発行、共に宮台真司の解説付きである。『'70s 寺山修司』の方はもう読了したので、気になったとこと書いておこうと思ったが、せっかく『1970・11・25 三島由紀夫』も買ったのでこっちも読了してから、思いつきを書いてみるつもりだ。共に40代半ばで死んでしまった2人。時代を経てぼくのような人間が彼らに触れるというのはどういうことなのか、しっかり受容文脈を考慮しつつ探っていきたい問題である。