もったいない

あわてて返却したレンタルビデオ。6本借りていたのに2本しか見られなかった。最近そういうのが多すぎて、ただでさえ金がないのに痛すぎる出費。今日中に見たのは廣木隆一監督作『理髪店主のかなしみ』だった。こういうテンポの映画はかなり好きだなあ…と心地よい流れに浸ってしまった。一応SMモノなのだが。村上龍の『トパーズ』も、かなり昔に見たけど穏やかなテンポだったと思い出した。
杉本彩主演の『花と蛇』公開は2月か?3月か?人生をかけるほどの熱の入れようらしいが、彼女ももう少し出し惜しみしても良かったのではないかと思う。ちょっと前まで週刊誌やら写真集やら安売りし過ぎの感があった。あれほどの物腰の谷ナオミは、SMシーンの乱れっぷりが良かったのだ。浣腸されるときの苦悶の表情、あえぎ、肉の震えなど素晴らしいものがあった。もっとも、団鬼六谷ナオミ伝によると最初はトンだ田舎少女だったらしいが。対するラテン系杉本彩はどのような肢体を見せてくれるのか。単にリメイクすると面白くなるはずがない。ここはどれほど違う作品にしてくれるかに期待がかかるのだ。
石井隆監督だとちょっと怪しい。新しいテイストを見せてくれるのかどうか。日活ロマンポルノへの憧憬がそのまま再現されるということだけは避けて欲しいものである。
それにしても前々から思っていたけど、ここに検索をかけてくる人は「杉本彩」とか「花と蛇」が異様に多いのだった。どうせがっかりしているのだろう。