芝居のゲネを撮影する

昨夜のバイトは散々だったが、マネージャーがノートパソコンを置き忘れていったため、何枚もの用紙に記入したり計算機を何度も打ち直したりする会計のわずらわしさをこの際なんとかしようと思って、Excelを使って効率的な演算表を作成した。そのための試行錯誤に結局5、6時間費やしてしまって寝る暇もなく充血した眼のまま、頼まれていた芝居のゲネプロ撮影に出かけて行った。
その劇団に撮影・記録で関わるのは3度目で、当時知人を介して頼まれるのをほいほい引き受ける内に出会ったのだった。とはいえ、稽古写真を撮りに行ったり打ち上げに参加したりしても、なかなか溶け込むのは難しいものである。もともとぼくは自分自身で芝居の人とは気性が違うと規定しているふしがあって、自分でそれを分かっていてもなかなか踏み込めないのである。だから、ほとんど撮影だけ。今日もニコンのカメラを引っさげて大塚の萬スタジオに赴いた。
今回はぼくの注目していた役者さん*1は出ていなかったが、外部からの出演者を多数迎えていて、結構面白い試みをやっている。それにしてもペースが速い。1年に3度ほどやってるんじゃないか…しかも、個々の要素に作家的なこだわりが刻印されている、というのも、間近で稽古を観たりした時にひしひしと感じた。いつも通りゲネのスチールと公演が始まってからのビデオ撮影と両方やっているけれど、断然スチールの方が面白い。瞬間を巳の見逃すまいとして、ぼくも必死になって、ガラガラの客席を駆けめぐる。36枚のフィルムを5本使い切ったところで終幕。
初日の公演はもうすぐ始まる。ぼくは日曜日にビデオ撮影を兼ねて観に行くだろう。チラシを見ると、チケットぴあで扱っていたのに気づいた。
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ぼくが撮った写真は掲載してくれないんだろうか…とちょっと待ち遠しく思っているこの頃。まあそれでも、いつも喜んでくれるのでありがたい。

*1:昔のバイト時代の仲間の幼なじみとか。以前会って話をした時に、そんなに年も違わないのによくできた人だな…と感心した。