ふぅ…

落ち着ける日がようやくやって来た。朝バイトを終えて歯医者*1に行った後はぶらぶらと。
図書館に寄ったついでに、久々に大学の周りをうろつくと、名物の「ジャポカレー」が「綿谷さん歓迎」とか「『蹴りたい背中』応援します」みたいな張り紙を出していて、これを見た本人はどんな環境にいるのだろうかと気になったが、『文藝春秋』のインタビューではクラスのみんなが賞の受賞を祝ってくれたと言っていたし暖かい雰囲気なのだろう。
近くの本屋で大塚英志の『「おたく」の精神史』を買う。新書にしては異例の分厚さ。「一九八〇年代論」と名打っていて、確かにさすがという充実した内容だし、昨今の80年代ブームもその射程に入っている様子。先日、朝日新聞社から出版された『サブカルチャー文学論』の分厚さも併せて、大塚英志の何らかの戦略に身構えなければと思った。読む暇もない中で、結局両方とも買ってしまった。
そして秋葉原にも行って来た。「おとなのコンビニ」こと「M's」ではコスプレギャルが福袋を販売していたが売れてなかった。エッチグッズの詰まった1000円の福袋…ローションとかバイブとかコンドームとかだろうか。3Fの売場が少し変わっていた。なぜかレジの店員が女装していた。以前、ぼくが見たときは女物のコスプレグッズしか見あたらなかったのに、5分の1ほどを男物のコスプレグッズが占めていて、しかもすべて女装系やセクシー系なのだった。これは…何かの傾向を表すのだろうか?ぼくは駅周辺を1時間ほどぶらついてから帰宅した。
最近はバイトばっかりで、来月の給料は楽しみだけど、本当にへとへとになって何もできない生活が多い。ところどころで映画を観たりしているけど、どうも物足りないし、気力自体がかなり減退している。そんな中で、ようやく『ファウスト』は読了した。前回のような盛り上がりはなかったが、やっぱりこの雑誌は充実していると思う。特に西尾維新は読ませる内容だ。「成功キャラ教授」の次回は…待望の「ファウスト祭り」はどうなるんだろう?
3日ぶりの映画(ビデオ)は勝新太郎主演『御用牙 鬼の半蔵やわ肌小判』だった。監督は井上芳夫。このシリーズ、やっぱり素晴らしい。あとでまとまったことを書くかも(書かないかも)。
ちょうど日本アカデミー賞を見ている。寺島しのぶは取るだろう。(今のところは取っていない。)
今夜はやっとレンタルできた『ロード・オブ・ザ・リング』を観なければ。もちろん『二つの塔』でも『王の帰還』でもない。ぼくはこのシリーズをまだ観たことがなかったのだ。ようやく重い腰を上げたわけである。『ハリー・ポッター』シリーズと『マトリックス』シリーズに騙された三部作恐怖症がようやく克服できるか…。

*1:バイトつながりで一番得したのは、マネージャーの兄が歯医者をやっていて、顔見知りになった後、学生の間は無料で検診してくれているということ。