2週連続休講の後は…

tido2004-05-22

寝坊して午前中の講義に出られなかったので、再び床に就く。
ようやく起きた昼過ぎ以降はだらだら過ごす。ノートパソコンの調子が恐ろしく悪化し、何か作業をやるたびにエラーになってしまうので、iMacを使って急場しのぎをする。その間に、VAIOを初期化して再インストールした。プリンタドライバとかフレッツ接続ツールとか瑣末なものまできっちりやっていたら、約2時間もかかってしまった。しかし、よくよく考えてみると、ぼくが中学生の頃初めて98シリーズにWindowsをインストールした時は(確かその時は、NECの人が家に来て手伝ってくれた)もっと莫大な時間がかかっていたし、その頃エロゲーをやるにしても、街に買い物に行ったときに入念に情報誌を読み比べて質の良さそうなものを厳選し*1、その後母親を騙して買いに行かせ、慣れない手つきでフロッピー十数枚を2つの挿込口にかわるがわる入れ替えながらプレイしなければならなかった。
いちばんの思い出は『アドヴァンストV.G.』だった。後にPCエンジンの移植版をプレイした時はエロいシーンがなくても感動した。98版の時は、あのゲームをテンキーでやっていたのだから…。そんな記憶を蘇らせながらも、目の前のVAIOの手間にいらいらさせられるわけだから、つくづくぼくも「カラマーゾフ*2」だなぁ…と思った。ドストエフスキーの用いる「カラマーゾフ的」という言葉は、おそろしく射程の広い言葉で、これはロシア人だけでなく、全人類をも射抜くほどの鋭さを内包しているのである。だからこそ、『カラマーゾフの兄弟』は世界的ベストセラーとなったのだろう。正確な知識ではないけど、ぼくが教会に通っていたとき、牧師の妻の話で、世界ベストセラーの1位が『聖書』で、2位が『カラマーゾフの兄弟』だと言っていたような気がする。ちゃんと調べてみよう…

*1:なんといっても、田舎町には情報源が少ないのだ。

*2:カラマーゾフの長兄ドミートリィは(ロシア正教的な)崇高さと(ロシア的な)愚劣さという矛盾した感情を強烈に発揮する人物だった。