気になった週刊誌の記事1

まず「週刊ポスト」より<ソニーも困惑!PS2「局部丸見えゲーム」仰天騒動>。これはPS2の『THE お姉チャンプルゥ〜THE 姉チャン特別編〜』で女性の「局部」が露になっている疑惑について。
http://www.tanteifile.com/diary/2005/07/02_01/
疑惑描写については↑を参照するとよい。
美少女姉妹がゾンビを殺しまくる爽快なエログロゲーム。パッケージには(エロではなく)「暴力シーンやグロテスクな表現」を考慮して「18歳以上対象」と表示されているらしい。記事によるとCERO*1は「性表現については、乳首を含めて、性器及び局部表現は禁止となっている。性器が透けて見えるようなものもNGです」とコメントしているようだ。
確かにこの場面を見れば「花びら」に見えなくもない。が、たとえプログラマーのお遊び心だったにせよ、こんなことでどうこういうのはほとんど「心霊写真」の範疇と同じように思える。つくられた形状が何かに似てしまうのは読み取る側の主観にかなり左右されてしまうのだし、それを問題視すればCMとかテレビとかにメスを入れなければおかしい。白石一文の小説にあったのだが、インダストリアル・デザイナーは例えば化粧品のキャップに男性器の頭の部分を模すことで女性の購買欲を煽っていたりするらしい。嘘か本当か微妙な感じがするが、もし作り手が意図しなくても、買い手が無意識にそのように欲望することはありうる。ブライアン・キイの『メディア・セックス』を思い出す。
まあ、単なる週刊誌的な騒動で一時的に盛り上がるだけなら問題ない。それでこのゲームが売れることだし。ただし、松文館裁判のように親が勝手に議員に訴えたりして、平沢勝栄のようなアホが規制に躍起になったりする事態だけはやめて欲しい。
仕事から帰ったら、ぼくも中古ショップに駆けつけてこのゲームを買って検証してみたい。悪趣味を承知で告白すれば、シャラポワの付け乳首がどうこう騒がれる以前に、テニスの試合など見ていると普通に乳首が浮いていて、ヒンギス全盛期の時などよくオナニーに使わせてもらったものだ。ゲームだって、『スト2』の春麗や『闘神伝2』のエリスにもよく世話になった。それもこれもギルガメみたいなエロがなくなったからいけないんだ!

*1:家庭用ゲームソフトが社会の倫理水準に適合しているかどうかを審査する特定非営利活動法人コンピュータエンターテインメントレーティング機構の略称。