気になった週刊誌の記事3

さらに「週刊アサヒ芸能」より<監禁王子「私は鬼畜だ」獄中からの手紙160枚>。小林泰剛の婚約者との手紙のやりとりについて。8歳年上と言う彼女は記事によると「色白で長い髪の似合う美女」。手紙の中で、彼女は「皇子」によって「姫」と綴られる。抗うつ剤などを数種も常用していたせいか、手紙には一貫性がなく文字も乱れていて、薬物依存の禁断症状が見られるとのこと。

<取り調べの時に、監禁なんてしていないが、私は鬼畜ですよと皮肉を言ってやった。出鱈目ばかりいっている連中を家畜のように扱っていたと話をしていたら病院での会話がよぎって私は鬼畜ですよと言いたくなった。ただそれは、ムリやりやるとか強姦するとかはきらいで、つきあう年令層が広いとか、性癖がSだという意味だと強く言った>

さらに「姫」は面会の様子も語っている。

 5月25日午後。綾瀬署を訪れ、不安と緊張の交じる中、彼女は控え室に座っていた。留置管理係の呼び声と同時に、接見室に飛び込む長谷さん*1の絶叫が響き渡った。
「ご主人様〜!!」
 白いジャージ姿の「王子」は、「よく来たね」と、ほほえみで迎えた。

手紙の内容は日を追うごとに「皇子」の余裕を示すようになる。護送の係官や刑事との冗談を交えた楽しいやり取りまで綴られている様子。再逮捕を控えた前日は機嫌が悪かったようだが、むしろ彼女の方が懸命に「皇子」との絆を意識している。

[…]彼は常識が欠けるところがあって、女性たちは自分と楽しく過ごしていると心底思っているのです。私は彼を信じて、刑が終るまで10年でも待つつもりです。

次号にも連載は続くらしい。この婚約者と他の被害者を隔てるものは何だろうか? そもそもそこに大きな隔たりがあるのだろうか? この事件は特殊な環境で育った小林泰剛よりもむしろ彼と関係を取り結んだ女性たちに注目する必要があるのかもしれない。

*1:小林泰剛の婚約者の仮名。