時代錯誤

今頃『エネミーゼロ』をやっているのだ。思えば飯野賢治の本や新聞、雑誌等の連載は読んでいたが、ゲームの方はほとんどやっていなかった気がする。『ファウスト』で今後また小説を書くのかもしれないが、『リアルサウンド』みたいなメディア性を意識したゲームなどを発表して欲しい。
エネミーゼロ』は『バイオハザード』と違って登場人物がまるで幽霊のようである。視点がほとんど主観というのもあるが、台詞もほとんどないし、人物の実在感が限りなく薄い。まだ敵が登場するところまでもいってないが、どうやら敵の姿も遭遇するまで見えないらしい。幽霊性が気になるとは、ベケット的世界からまだまだ抜けられないらしい。
さて、ゲームの世界に戻ろう。