舞台からスクリーンへ

BQMAPという劇団の『Re-』という公演を観に行く予定。知人が照明をやっているということ。幽霊が出る演劇という点に『ハムレット』以来の伝統を、あるいはベケット的なモチーフを感じ取れるのかどうか期待。
今日で今年の授業をすべて終え、心地の良い開放感に浸る。といっても、新年の授業まで2、3週間の休みしかないわけだし、レポートと試験の準備に奔走すれば、あとはバイトと正月ボケに費やしてしまうだろう。貴重な時間はそれなりに使わなければ。
月曜日にはこまばアゴラに青年団の舞台を初めて観に行く。ベケットについてあれこれやっていた癖に、舞台関係はここ1、2ヶ月ほど遠ざかっていたような気がする。この辺で復活しよう。
そういえば、ぼくは知人の舞台写真をたまに撮っているのだが、最近電話がかかってきていたみたい(留守電に入ってた)だから、近々また手伝うことになるだろう。なんといっても、タダで何度も芝居を観られるというのはおいしい。ぼくとしては好きで写真を撮らせてもらっているという具合なのに、その劇団の人たちはすごく気をつかってくれて*1なんだか悪い気がする。みんなぎりぎりの生活でやっているのに申し訳ない…と思う。
おしなべて、大学生においては映画関係者よりも演劇関係者の方が、制作まで含めた体系として自らのジャンルを考えていることが多く、ちょっとしたツテでお手伝いしたり飲み会に参加したりすると、自分の作る映画の「外」に関心が向きにくいぼくのような人間は肩身の狭い思いをしてしまうのだ。
まあ、そういったことは確かに大切だと思うけれど、実際には開き直って、自己満足の世界に没頭してしまいそうになるのだった。
さて、新宿で芝居を観た後は、池袋まで戻って「ファースト・ガンダム・コンプリート」第三夜(最終)を観ることになるだろう。*2

*1:この前の公演の時はクオカードを5000円分ぐらいくれた。

*2:昨夜バイトでファースト・ガンダム世代の人とたっぷり雑談して、ガンプラなどに惹かれる彼ら世代の心情を少し理解できた気がした。その話の中で『デ・ジ・キャラット』みたいな「物語」のないアニメは理解できない、と言っていて、ガンダムは好きだけど、ガンプラを買いたいとは思わなくて、デ・ジ・キャラットには萌えてしまうぼくは、対面の会話では初めてそれぞれのオタク世代間のギャップを感じてしまった。なるほどと思った。