始まりと終わり

この3日間は本当にやばかった。「ブリュメール18日」に匹敵するとは言わないが、ぼくの中ではクーデター的密度と言いたくなるほどの時間だった。とはいえ、災難はすべて自分自身の優柔不断から生じた自業自得なのだ。試験、レポート、在宅バイトと夜間バイト、ネット環境のトラブル*1…もちろん、気休めに映画など観ようはずもなく、文化的には極めて貧困な数日だった。
舞城王太郎の『煙か土か食い物』の奈津川四郎よろしくインソムニア・ハイに乗って目の前の厄介事をバタバタやっつけられればよかったが、そうはいかない、インソムニア・ローの不快と鬱的状態の持続で死にたくて死にたくて仕方ない泥沼をもがき苦しみ、しかしそれでも何とかなったのは、頭の片隅でこれは一時的傾向に過ぎないというわずかな自覚が護符となって、3日間の不眠不休を通りすぎることができた。それらすべてが自分のせいなのだから不甲斐ない…。
これからたっぷり開放感を!

*1:ずっと愛用してきたプロバイダ=ドリームネットがこのたびOCNに統合され、今までのIDやらパスワードやらが使用不可能になっていたということに後から気づいた。ぼくが住所変更を通知なかったせいか、書類等が送られてこなかったのである。しかし、それを電話で問い合わせようとしても、おそらく多くの人が似たようなトラブルに陥っているせいかまったく繋がらない。