ホテルに狂人あらわる

結局更新ができてしまった。今も勤務中にはかわりないのでびくびくしながらキーボードを打っているんだけど。中学受験のあれこれを調べてくれとマネージャーに頼まれ、ちょっとした隙にパソコンをいじっているわけである。さっき、芝浦の2回目の試験の問題を見ていたら、算数の問題など小学生向けとは思えない。ぼくもひとつ解いてみようと挑戦する。しかし、解けない。あせった。だが、どうやら問題自体が間違っているようなのだ。昨日の試験のようで、まだ芝浦のホームページにも出ていなかった。これに抗議は来ないのだろうか(特に親から)?
しかし、さっきはホテルの客にキチ○イがやって来て困った。第一印象がまずやばい。中年のオバサンなんだか老婆なんだかわからなくて視線も定まっていない。カウンターに近寄られると異臭が漂ってきた。そこからのやり取りはこんな感じだった。

ぼく「いらっしゃいませ」
客「部屋あいてますか?」
ぼく「すみませんが、本日は満室になっておりまして…」
客「お願いします!泊めてください!」
ぼく「申し訳ありませんがお泊めすることはできません」
客「いや、空いてます!」
ぼく「いえ、満室になっております。お帰りください」
客「お願いします!部屋がないと死んでしまう…」
ぼく「すみませんが、本当に満室なんです」
客「カツトシ君*1、お金ならいくらでも出すから」
ぼく「お帰りいただけないのなら、警察を呼ぶしかありませんよ」
客「それは困ります!部屋は空いてます!知ってます!」
ぼく「いえ、確認しましたが満室になっております。本当に呼んでもいいんですか?」
客「中村先生*2!お願いします!泊めてください!」
ぼく「えっ?」
客「先生、部屋は空いてるんでしょ!泊めてください!本当に泊めてください!」
(タイミング良くマネージャーが帰ってくる)
ぼく「5分以上ねばってますよ」
マネージャー「帰るように言ってて」
ぼく「はい」
(警察に電話をかけるマネージャー)
ぼく「申し訳ありませんが、もうお帰りください」
客「空いてますよ。部屋は空いてますよ」
(おもむろに財布を取り出し、異臭と共に金をつかみ出す)
客「お金ならいくらでも出します!泊めてください」
(警察に電話し終わったマネージャーも一緒に追い出そうとする)
客「泊めてください!」
(客の視線は空を見つめたままフリーズしている)
マネージャー「わたしはマネージャーなので、わたしが空いてないと言ったら空いてないんです!」
客「空いてますよ!」
マネージャー「近くに他のホテルがありますんでそっちへ行ってください。道路を挟んで少し歩いたところですから」
(その時、客は急に姿勢を軟化させる)
客「そうですか。ありがとうございます。またよろしくお願いします」

一難去って、ぼくの仕事のピークも越えた。やれやれ。

*1:ぼくはもちろんカツトシという名前ではない。

*2:上の注に同じ。