いろいろ山積み

やらなきゃいけないことばかりが積み重なって焦燥感ばかりが募る。それなのに、ぼくが貴重な睡眠時間を削ってやっていることといえばバイトばかりである。眠くて眠くて…しかし、朝までにやらねばならない在宅バイトが…それが終わったら30時間の勤務が待っている。もちろん、その間じゅうずっと何か仕事をやらなければいけないのなら(比喩ではなくて)死んでしまうかもしれず、内実はその5分の1ぐらいの労働時間だが、30時間家に帰れず仕事場にいなければならないことには変わりない。
まともな睡眠もかれこれ40時間ぐらいとっていない。マスコミの仕事や弱小プロダクションみたいなところに就職するとこんな生活が待っているのだろうか…嫌だ。電車の中で『ファウスト』を読んでいたら床にそれを落とす瞬間に目が覚める。うとうとする半覚醒の状態がなくて、覚醒と睡眠がデジタル式に切り替わっているようだ。
先日一緒に飲んだ新社会人よりもぼくの方が(手取りで)給料が上というのが唯一の救い…にはなっていない。なんでこういう自虐に走っているのかとふと考えてみると、何やら先行きの不透明な不安・焦燥感→何かやらなければ…とりあえずバイト!→いろいろやることがあるのに時間がないという焦燥感→何かやらなければ…やっぱりバイト!→バイトばかりで結局何もやってないじゃないか…
というような捻れたループに陥っていることに気づいた。これはおそらくひきこもりの逆とでも言えるような状態で、睡眠不足が精神的な悪循環を呼び寄せ、大したことないのにとてつもない不幸のどん底にあるような感覚=錯覚を生じさせる。わずかな理性がまだ錯覚を信じさせてくれるが、いつまで保つのやら…ああ映画が観たい。もっと金が貯まったら再び作りたい。