美少女、チャット、カッターナイフ

昨日は悪天候の中、朝から大学でおよそ1時間ほどしか寝ていなかったから、家に帰っていつの間にか眠っていた。ちょうど6時ごろあの事件のニュースをやっていたわけだが、ぼくにとってよくあることなのだけれど、眠りが浅い時に現実の体験が夢に侵入してくるというものがある。
例えば、映画観で睡魔に襲われうとうとしていると、映画そのものが夢と入り混じって本当に観た内容なのか夢の内容なのか分からなくなるということはよく体験する。
昨夜の夕方の話に戻すと、夢の中で血まみれの少女をぼくが目撃していて、衝撃的な事件に興奮しながらあれこれやっていると、やがて目が覚めた。すると、ちょうど事件の概要がニュースで語られた後だった。その時の、冷や汗をかくような不気味さが今日も持続している。
ネットとか新聞とかをざっと読んでみた。産経新聞を久々に読むと、社会面の記事がほとんど若い女性の悲劇ばかりを掲載していて、それが一層不気味ではあった。小5の少女の飛び降り自殺の経緯など特に気になる。
小森未来主演の『コンクリート』が惨憺たる結果だったというのはちらほら見られた情報から想像するまでもなく分かりきったことだったが、こういった事件がどのようにサブカルに反映されていくのかは、やはり気になってしまうところだ。この佐世保の事件を世代体験として共有する世代…そこはすでにぼくの想像力など及ばないところかもしれない、と考えてしまった。