二度目のスパイディ
レイトショーで再び『スパイダーマン2』を観る。今度は細部まできっちり観てやろうと思って意気込んでいたけど、またしても物語に浸りきって堪能してしまった。今度はちゃんと、ここに何らかのことを書き記そうかと思っていたけど、帰宅してからもバイトなどに追われてしまってもう眠い…。そういえばid:miro_41さんがトビー・マグワイアと『ビッグ・フィッシュ』におけるユアン・マクレガーの類似に触れていたけど、ぼくも同感で、さらに多少カラーが異なるにせよ『デイ・アフター・トゥモロー』のジェイク・ギレンホールとの類似も感じられた。どれも「父と子」の物語が大きく扱われているのも似ているし、無時間的な表現がそれぞれ見られるのも共通する。『スパイダーマン2』で蜘蛛の糸によって飛んできた車がふっと空中で静止する場面、『ビッグ・フィッシュ』で文字通り時間が止まる場面、『デイ・アフター・トゥモロー』で極限まで気温が下がり辺り一面凍りついた後の場面。これはこじつけの部分も多いが、今年の傑作映画に現れたある種の同時代性なのかもしれない。もっとも前者2つと後者とでいえば、「映画」というジャンルへの意識のあり方はかなり異なっているだろうが…。