天空に極星は2つもいらぬ!

tido2004-09-11

この1週間というもの、毎日スロット「北斗の拳」に通い続けてしまって、常に頭の中でリールが回転し続けているような体たらく…ではあったが、今日はとある人の映画に出演することになっていた。はりきっていたつもりだけど、昨日「北斗」で3万円負けてしまったせいか(最初に換金したときは1万5千円勝っていたのに欲を出しすぎたのだ)、少し寝坊してしまった。
その映画は最終的に30分ほどの尺となるはずのものでHIVを扱った内容らしい。ぼくは主人公にHIVポジティヴを告知する医者の役を頼まれていた。演技と呼べるほどの代物ではないが、きちんと白衣を着込んで懸命に演じた…つもりである。簡易な撮影で、スタッフはカメラを回す人と主演の人だけで、ぼくともうひとりは看護婦役で呼ばれていた若い女性を併せて4人のみだった。どこから仕入れたか定かでないナース服は多少透けていてその看護婦を怪しく輝かせていた。順調に片づいた撮影の中でちょっとした衝撃だったのが、ぼくが役の中で使ったHIVの告知書類が本物だったということだ。もちろん初めて見た。その映画の主役をやっている人のものらしい。まだ会うのは2回目だったし、そんなに話もしていないので、詳しくは訊ねられなかったが…。
その後、性懲りもなくやはり「北斗」を打つため新宿のパチスロ店へ。その店ではちょっと前に勝っていた。最初の台で20Gほどで初当たりBB突入。4連続ほどして500枚以上獲得するも、その後600G以上はまってしまって、6千円ほど投入するも音沙汰なし…その時、店員が「ハイパーモード」の札を数台に差し込み始めた。ほとんどの台が空いていたので、ぼくもメダルを失ったところでその台を見切り「ハイパーモード」台へ。すると…結果は4時間ほど打ち続けて獲得メダル5800枚、+61000円の勝利だった。ラオウ昇天こそ逃したが、12連続BBと17連続BBで「愛をとりもどせ!!」を2度も拝聴することができた。レイトショーで映画を観る予定だったため、あと数千枚の潜在的な獲得メダルを逃すことにはなったが、なんと素晴らしい時間だったことか!よくよく考えると61000円の勝利は嬉しかったものの、万札を手にして新宿を去る山手線の中、ぼくの心は空虚に浸食されていた。「北斗」の魅惑とは、やはり「北斗」を打っている時にもっともそれが発揮されるということなのだ。抑制の効いたあの素晴らしい液晶演出の数々…あれを見て体感するために「北斗」が輝き続ける限り、ぼくは打ち続けるのをやめないだろう。