三度目の正直

毎日だらだらとやっている仕事と同じように、この日記も漫然と続けているだけになってしまっていたので、3度目のリニューアルと共に意識を変えることにした。ちょうど明確なきっかけもあって、気分を一新できたのはよかった。なんせ、期待しすぎた「天外3」は不発に終わってしまったので、毎日同じ時間に会社に行き、残業がないのは救いだが、月曜から土曜まで、帰ってきたらろくに時間もないという生活を変えるようなエネルギーはどこにもないのだから……。しかし、それは気分的な問題で、大学生の時はもっとハードな時間割を自らに進んで課していても苦痛など覚えるはずもなく、個人的にそのピークであった新文芸座勝新太郎映画祭の時は、バイトで徹夜→大学の予習→勝新映画2本立て→バイト、というループにも耐えうる高揚感が常にあった。それに比べると、今はこうやって仕事中にネットに興じても何の差し支えもないほど余裕が有り余っている。
この余裕を活用しよう! と決心するまでにはけっこう時間がかかってしまった。それほど職場の空気感というものは人を浸食してしまうのだろう。いや、自分の意志の弱さか……。もともと映画や本やゲームやアニメや漫画などに影響や刺激を受けて育ってきたせいか、仕事からはほとんど何の刺激も受けない。人や仕事から影響を受けたとしても、それはその場限りの体験であり、後々どうでもいいことに思えてしまう。実際、どうでもいいと思う。それより今の刺激を生かすことを考えよう。