うえの・ちづこ書店

さっそく↑の本を買おうと、仕事帰りに池袋ジュンク堂へ。突然、大雨。
7Fでは「うえの・ちづこ書店」を催しているということで行ってみるとかなりスペースをとっているし、豊富な書物のいくつかには直筆と思われる紹介文まで飾られていて、読書心を大いにくすぐられた。あれだけ読めば賢くなれるだろうか……。フェミニズム、ゼミ系の研究書ばかりでなく、詩集などもセレクトされていた。宮台真司らの『サブカルチャー神話解体』には「これが宮台クンの本では一番」みたいなことが書かれていたり。当事者学の本など数冊買ったけど、とても良い企画だと思う。ぼくがそのコーナーにいた10数分、他に誰もいなかったのは7Fにあるせいでまだそれほど知られてないのか、それとも大雨のせいか。
http://www.junkudo.co.jp/uenoshoten/uenotop.htm
ようやく、異形と思われるほど分厚い『ファウストVol.5』も手に入れた。つい最近になって佐野眞一の『だれが「本」を殺すのか』を読んだせいか、本屋さんの状況が気になるようになった。小さな書店で店員が推薦文とか書いているのは楽しいが、TUTAYAの本コーナーなどでくだらない本を売ろうと煽っているのを見ると嫌な気分になる。大型店で大スペースを用いて選書力もあって実力&人気の高い有名人が本棚をつくるというのは面白いと思う。