今一時(いまいっとき)の気持ち
今日最初のエントリの補足。
『アカギ』においてニセアカギは次のように批判される。
奴は勝負を長いスパンで考えすぎる/その根っこを支えている思想は「確率」という名の信仰だが/その「確率」で勝てるのはぬるま湯の状況だけ…/つまり半荘を20も30も打ってしかも高いプレッシャーを生まない程度の賭け金という…/そういう条件のもとだけだ…(中略)奴が頼りにしてる確率論では牌のバラツキは均等というのが原則/しかし実際にはそんなことはありえない/よく考えてみればひどく雑な戦略なんだ
福本伸行作品は名言の宝庫である。ロジックも大切だが信仰してしまってはいけないのだ。確率の部分に他の文字を当てはめて考えてみるとよい。今日の日記のタイトルに用いた『カイジ』の利根川の名言「甘えを捨てろ 金は命より重い」*1にもいろいろ当てはめると明日からの生き方が変わってくるかもしれない。