今度のバトルは熱くなれない?

イメージにもあるように体験版のパチスロ「北斗SE(スペシャル・エディション)」をプレステでやってみた。制約上100G限定なので十分に演出を楽しむことはできないけど、かなり高確率でチェリーやスイカを引けて、5度ほどプレイしたらだいたい50G前後でボーナスを放出してくれた。基本は前作と同じだが、細かい演出の違い(特にジープ演出)やハートの登場、ステージが昼・夕方・夜の区分になるなどの変化が見られる。大きな違いとしてはバトルボーナスシステムがある。これはあまりに大きい。この体験版が実際の機械に忠実なものならば、かなり不安がよぎる。というのも、前作の北斗のAT(アシストタイム)とJACゲームがまるまる入れ替わっているのである。
詳しく説明しよう。「パチスロ北斗の拳」では、まずATがあり、その時の演出はザコによるフラグナビであった。ジャックインに続く8Gはラオウとのバトル。この演出で継続か否かの期待度が示される。「北斗SE」の場合。まずラオウとのバトルが最初にある。これは6G。しかもJACゲームではなく、通常のゲームと同じであり、小役はフラグが成立してなおかつ狙わないと揃わない。もちろん告知もない。BGMも前作のAT中の音であり、ラオウとのバトルにまったく熱さが感じられない。6Gを消化すると、炎の画面をバックにJACが揃うゲームとなり、ジャックインすると8GのJACゲームがスタート。この時の演出はただ単に青ザコを倒すだけだ。BGMは前作のラオウとのバトルの時の音楽である。つまり、演出はまったく逆になってしまっているわけだ。あと、気になる一点として、ラオウ剛掌波を食らって背景の雲が流れていた(ように見えた?)のにボーナスが終わってしまったのは気のせいだろうか……。
100G限定版なので7連の「愛をとりもどせ!」、14連の「タフボーイ」を聴くこともできず、昇天モード確定となるユリア演出なども謎のままであるが、ともかくプレイした範囲では落胆せざるをえない。とはいえ、もともとの北斗の完成度の高さを考えると、それなりに良い台として仕上がっているだろうし、微妙に不安を覚えながらも実機の登場を胸を躍らせて待つしかないだろう。