パチンコ台の特許調査が民間に外注される件について

http://www.jpo.go.jp/cgi/link.cgi?url=/torikumi/puresu/press_tyousakikan_shinkitouroku.htm
パチンコ、パチスロの機械はよく言われるように特許のかたまりみたいなものである。そのため新機種開発において、より多くの特許を有するメーカーが圧倒的に有利となる。鹿砦社の「アルゼ本」に書かれているように特許をめぐる裁判がメーカー間で起こされたり、かつては独占禁止法に触れるようなことがあったり、その果てに協会で特許をプールして、そこに加盟すれば特許を利用することができるようになる仕組みをつくったり……と複雑な事情がある。また、パチンコとパチスロの間でも微妙にルールが異なっているのでP業界とひとくくりにできない部分もある。
そんな中で新たにこういう話題が入ってきたのだ。どうやら7月3日から開始するようだが、ちょうど話題になっている駐車取締りの民間委託と同様、実際に運用されてみないとどうなることやら分からない。一応は「特許審査の迅速化」が謳われているから、うまくいけば業界の健全化に寄与するのかもしれない。しかし、天下り先が増えたり新たな利権がうまれたりするのだったら、この業界の常で、皺寄せはすべて遊技者に集まるのだ。特許もそうだし、版権の問題などで軋轢が生まれ、中途半端な台がホールに出されて困るのは、結局のところ遊技者である。ホールはメーカーに不満を覚えるかもしれないが、ホールの(改正風適法で厳しくなったとはいえ未だ存在し続ける)様々な煽りによって条件反射的に金を突っ込んでしまう遊技者は愚かではあっても被害者であり、抵抗の手段としては中毒症状と戦いつつ、ホール通いを止めることしかできない。まあ、自業自得ではあるが、アミューズメント化によって表面上の健全化を進める注目の産業としてこれほどの規模を誇っているのだから、一面的に切り捨てることはできないのである。