中原昌也特集@読売新聞

昨日の予告通り国会図書館にて7日夕刊の中原昌也特集も読んで来た。いつも国会図書館に行くたびに思うけど、新館4Fの新聞閲覧コーナーって怪しい人が多いなぁ。怪しいというか図書館という場所から逸脱しているような人。たぶんスポーツ新聞とか読みに来てるのだろう。空調は弱くて雨の日など蒸し熱いし、腰を落ち着けて調べものをしようという気分にあまりなれない。
7日の特集は中原昌也×蓮實重彦中原昌也×ロマン優光の対談2本立て。前者は大衆作家(漱石)になりたいのになれないという中原昌也の悩みを聞いて、蓮實重彦がそれは無理、「あなたはカフカの落とし子」なのだから、と。

「若手は握りつぶすって立場にいたのに、子供の友人で映画もよく見ておられる。しゃあないです。僕が甘くなっちゃった(笑)」

そんな感じの緩い対談である。
ロマン優光の言葉も拾っておこう。

「あ、バイト? 月に12万っす。」
「中原さんもおれも、実は金にあまり興味がないんじゃ? 目先の金以外。」

これは的を射た言葉なのかもしれない。