アホでマヌケなアメリカ白人

マイケル・ムーアによる同名の著書がかつて話題になったが、ぼくが話題にしたいのはアメリカのTVシリーズのほうである。原題は"The Awful Truth"といって、やはりマイケル・ムーアがレポーターや進行を務めるTV番組だ。先日、光が丘のTUTAYAに行くと、このシリーズのビデオがあったのでさっそくレンタルした。面白い。『ボウリング・フォー・コロンバイン』ほどの掘り下げはないけれども、ひとつひとつの対象に向けるシニカルでコミカルな視線、その批評性がとても面白く、特にスポンサーへのシニシズムはTVという媒体の根本的な批評性を体現していて、日本でこのような番組は成立しないだろうなぁと思うほどである。