Alone with the widow

昨日の夕方からつい先ほどまでバイト。あと30分もすれば再び…。まるで身体の芯から指先まで疲労がつまっているよう。というのも、普段通りのホテル業務に続いてそのまま大掃除、しかも数人のアルバイターが集まるはずがぼくひとりだけだったのだ。だからホテルの社長の娘さん(といっても40歳前後だが)と先ほどまで10人分ぐらいの大掃除を2人でやらなければならなかった。疲れた。
昨夜は年末間近なせいか、客足は概して少なく、暇つぶしの読書等に耽溺できた。加藤倫教の『連合赤軍 少年A』を一気に読む。なぜ今?と思わないでもないが総括からリンチに至る過程などをもっとも近い当事者の言葉でたどるのはとても胸に詰まるものがある。ちょっと前には『突入せよ!あさま山荘事件』と『光の雨』が映画化されたことだし、そういった文脈で読むと、視点がある個人に還元されているということも大きな要素であるにせよ、少し新しい見方ができるかもしれない。まあ、大方はぼくたちが知っている情報に過ぎないのだが…。この著者が服役後、自然や農業に密接な活動をすることで新しい自己を見出してゆく過程も、周知の通り多くの左翼がたどった道なのだから驚くことは何もない。注目するのならば、もっと些末な部分などにするべきかもしれないと思った。
時間がないのでそろそろバイトの準備をするとしよう。