さすが!

池袋のジュンク堂に行くと、川上弘美水原紫苑トークセッションの回が満員御礼になっていて、やっぱり早めに予約しておいて良かったと思った。このトークセッションは、ぼくにとってサインを貰いに行くためのイベントになっている。あれだけの時間で中身の濃い話を聞こうとするのは酷であり、ドリンク付きとはいえ1000円払うのだから、買った本にサインを貰うぐらいでちょうど良い。小倉千加子スガ秀実も気になる。
しかし、さすがジュンク堂だった。『蹴りたい背中』がわずかにあった。すでに27刷だったが。迷わず購入。もう一冊は『フリーのための「青色申告デビュー」ガイド』。最近、バイト先のホテルで経理にパソコンを導入しようとしていて(未だに電卓をはじいているのだ!)、子育てに忙しいマネージャーの代わりにいろいろと任されそうなので…。まったくの無知から出発しなければならず、読み物としても面白そうな本書を買ったというわけだ。
その後、近くのベローチェで在宅バイトをし始めたら、店員から「当店では勉強はご遠慮いただいてますから…」と注意されて、これは勉強じゃないですと言いかけたけど、客整理に奔走していてまったく聞いていなかった。今まで同じ店で注意されたことなどなかったのは見つかっていなかっただけなのか。ということよりも、あんなに奔走してまで客をぎゅうぎゅうに詰めようとすることが気がかりだった。特に地下なんか、隣との距離もほとんどなくて、どうやってくつろげるのか疑問である。そもそも同じベローチェにも2種類あって、そういった窮屈な店舗と、もっとゆったりとしたルノアール的な店舗と。寿司詰めになるぐらいなら、コーヒーの値段が安いというのは考えものだなと思う。まあ、高すぎる*1のも納得いかないけど。

*1:ミスティック・リバー』のある一場面では、ローレンス・フィッシュバーンケビン・ベーコンと一緒にコーヒーショップから出てくるとき、コーヒーの値段がダンキンドーナツの10倍だといって嘆くというのがあったのを思い出した。