朝まで文化祭@六本木ヒルズ

オタクは排除されたか?否。ぼくの雑感では、従来の押井ファンが大半を占めていた。もちろん、鈴木プロデューサーやカフェグローブや「ほぼ日」の戦略は功を奏し、まったりとした甘いバレンタイン・イベントとして、六本木ヒルズは最適で、通常は『イノセンス』を観に来なかったであろう人たちも数割は含まれていたに違いない。ほぼクラブイベントとなった後半の文化祭はむしろそういった人たちのためのイベントであって、押井守川井憲次トークショー(司会:渡邊隆史)*1を除けば、他の出し物はオタクにとっての夾雑物以外の何物でもなかっただろう。そのトークショーの裏では、同じフロアの離れた場所で糸井重里鈴木敏夫トークショーも行われていて、どうやらネタとして監督の悪口などを言っていたらしく、時折歓声がわいているのが聞こえてきた。
まあ何と言っても、イベントの前半、すなわち『イノセンス』初上映こそが最大の目玉だった。

*1:『赤い眼鏡』のテーマ曲を『イノセンス』の映像に重ねたものを流した時の感動の声といったら…