語られる秋葉原

そろそろ『電車男』も観に行かないと……

モモレンジャー@秋葉原

モモレンジャー@秋葉原

昨日ジュンク堂に立ち寄った際、これをざっと立ち読みした。鹿島茂のエロ系エッセイが秋葉原に対しても存分に展開されているのかと思いきや、ずいぶん拍子抜けする内容でがっかりした。表題となっているエッセイは、負け犬寸前の女性編集者2人を連れて鹿島茂一行がメイド喫茶などを探訪するというものだ。ラジオをパーツから組立てて型をつくるという欲望がパソコンへ移り、そして萌え要素というパーツで組立てられたメイドへ、という分析にはあまり切れ味がない。唯一、固有名詞として『花右京メイド隊』が何度も言及されているのは面白いが。もともと男性率95%の秋葉原と女性率95%の銀座のデパート化粧品売り場を対比するというのがなんか違うような気がするし。
せっかくならエロゲーをやり込んで分析してほしいものだ。しかし、確認してないけど、この本も女性誌の連載をまとめたものだろうから、そんな期待はお門違いかもしれない。様々なところから語られる秋葉原。これからの動向が興味深い。