恋愛セミナー@青山ウイメンズプラザ

http://www.aoyamabc.co.jp/events.html#ao20050721_1
宮台真司のイベントに行くのは久しぶり。今は宮台よりもくらたまの愛読者なのかもしれないが……。
……ということで行ってきた。やっぱり女性客が多めだった。会場がウイメンズプラザなのだから。しかし、3〜4割は男。ひとりだけで双風舎という出版社をやっている谷川氏が、くだけた雑談形式で宮台×くらたまに話を振るという進行がなかなか良かった。素朴な女性視点から宮台にツッコミを入れ、話の腰を折ったりするくらたま。新鮮だ。自ら言うように過剰ではあるが、良い意味で普通っぽい視点のくらたまは、その普通っぽさに開き直れるところがすごい。別に特別でもないだめんず体験を堂々と語ること、それと宮台の非日常的で歪んだ体験が並列されることで見えてくるものもある。
思想的でロジカルな方向に傾く宮台の話を日常的体験の次元に引き戻すくらたまのバランス。それはこのイベントを見つけた彼女にも好評で、現実的な愛の営みを考える材料にもなったに違いない。あっという間の1時間半だった。必死にメモをとっている人もいたようなので、どこかしらに内容がアップされるのかもしれない。
そういえば、くらたまがコミュケーション不全の男たちを女として救う気にはなれないと言ったことを受けて宮台が、攻撃するなら彼らの母親たちにすべきだと言い、やはりここにも戦後の「黒い霧」が影を落としていると考えさせられたのだった。それはさすがに考えすぎか……