無気力を飼いならす

夜、自主映画にかかわってくれる人たちで会合……といっても、最初だけで話は脱線していくばかりだった。飲みを交えるといけない。それに、地元の知り合いはだいたい安月給で働いていて、あまり興味もない映画に精を出させるのは至難の技である。出演者集めに難航。小学校以来の知り合いを出すのだが、完全に無気力に慣れ切っていて、こっちのモチベーションまで下げられるから大変だった。とはいえ、ぼくも無気力な人間なので、モチベーションを保つにはいろいろと人工的な刺激を自ら与えねばならない。無気力なまま映画を撮るのもありだろうか、と考えたりするも、それはそれでつらくなってきそうだ。ゴーストタウンのような町にいるだけで士気は低下してしまう。
DVDを何本か購入した。村川透が監督した土曜ワイド劇場『江戸川乱歩シリーズ 天使と悪魔の美女』、アレクサンダー・ペインの『サイドウェイ』、カサヴェテスの『グロリア』。東京にいる時と違って内容について書く気がおきないが、1本だけDVDを見た。気が向いたら昨日のと一緒に書こう。

  • 独立少女紅蓮隊(監督:安里麻里、脚本:南川要一)

映画番長シリーズ、ワラ番長の1本。