俺の空は曇り空

今朝、WBCの中継を見ていて、さすがに第1次リーグと違って締まりのある良い試合に興奮していたら、そういえば今日はパチスロの新台として「俺の空」がホ−ルデビューするはずだったなと頭をよぎり、それを見透かすかのようにホールからの朝メール。「俺の空」全台6確定! 近所にあるホールのうちのひとつはそんなメールを寄越してきた。
8時30分。3対3の同点、日本の攻撃、1アウト満塁でバッターは岩村。振り抜いた打球は浅めのレフトフライ。しかし、サードランナーは俊足の西岡。タッチアップは余裕のセーフ。盛り上がる日本ベンチ。しかし、その直後アウトの判定。最初の判定が覆って主審によってファウルスタートと判定されたのだった。すぐにタイミングを検証するVTRも流れたが、微妙とはいえ、最初に2塁の塁審はセーフ判定を出したのだし、仮に遅めのスタートだったとしても西岡の足なら余裕でセーフのタイミングだった。しかも、それまでの展開からして勝負を決めるであろう決定的な1点だった。その前にあった清水への主審の注意は仕方ないとしても、タッチアップの判定であのような茶番がなされようとは……
別に日本の勝敗はどうでもいい。しかし、緊張感のある真剣勝負に水を差す行為は、結局WBCの存在意義が問われることにつながる。試合の展開が良かっただけに、がっかりした。その時点では同点。まだ試合が決まったわけではなかったが、「俺の空」全台設定6のホールの入場抽選が8時50分に行われるため、急いで家を出た。抽選で引いた番号は42番。「しに」とは縁起が悪い。200人ぐらいいたからそんなに悪くないけど、新台は無理っぽい。そう思ってとりあえず家に帰って中継の続きを見る。3対3、9回裏アメリカの攻撃、1アウト満塁。ピッチャーは藤川でカウントは2ー3。バッターはグリフィーJr.最大のピンチ! 手に汗握る瞬間。球威のあるボール球をグリフィーが空振り三振。だが、続いて4番A・ロッド。結局、つまりながらもセンター返しを打ち、アメリカのサヨナラ勝ち。
トータル的に見てアメリカが強いのは一目瞭然だが、良い試合だった。しかも、あの判定がなければ勝っていた可能性は高い。あとはメキシコ、韓国。どうなることやら。試合の余韻に浸る間もなく、ホールの再集合時間になったので家を出た。そして、俺の空。けっこう台数があったのと、新台希望者がそれほどいなかったので、設定6確定の俺の空をつかむことができた。新台のためストックが溜まってないことを考慮しても、まあ半日打てば収支は浮いてくるはず。そう思って回し始めること1時間半。さすがにストックがないのはつらいらしく、周りの人ともどもノーボナス状態。しかし、ちらほら当たりが出始めてもいて、さてこれからだなと思った時であった。いきなり真ん中のストップボタンがきかなくなったのだ。店員を呼び、調整を済まして5分後、再び同じボタンがきかない。店員を呼ぶ。そんなことを数回繰り返したら、店員から「どうも配線が切れているらしく、まだ新台で部品もない状態なので、申し訳ないですが時間をいただけますか? もしよろしければ他の台でも打ってもらってかまいませんので」と宣告され、抽選で引いた番号の通り「しに」となった。1万6千円の無駄な投資。新台にリスクはつきものだし、かなり眠かったので申し訳なさそうな店員を気遣って、すごすごと退散した。
そして、家でだらだらと「パワプロ」をやっているのだった。早くメジャーリーグ版出ないかな。