南部の饗宴における亡霊の狂気

セクシーなブロンド、シェルビー・リビングストンがマッチョな男に指を切断された後、そのまま殺されるのかと思いきや場面が切り替わってワンクッションおいた後、狂った男どものところに戻ってきているのだが、指を切断した当の男に付き添われているというのが妙な呼吸を生んでいて、結局すぐに斧で肩の辺りを叩き切られて殺される彼女の顛末へのささやかなやさしさのようにも思える。ヤンキーどもに100年前の南北戦争の恨みをはらすべく狂気にかられた人々ではあるが、最初は狂喜乱舞といった感じなのに、後半になると時おり「主賓」殺しを成就した際に険しい表情を見せたのは一体何だったのだろうか?