「インベーダーゲームVSパチンコフィーバー機」という歴史
パチンコ沈没―潰れる店生き残る店 大ピンチを大チャンスに変える本
- 作者: 湯川栄光
- 出版社/メーカー: こう書房
- 発売日: 2006/04/01
- メディア: 単行本
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1979年の「インベーダーゲーム」がまさにその名の通り、パチンコ業界を侵略し、大打撃を与えたのだが、そこで起死回生の「フィーバー機」が誕生する。1980年のことだ。ぼくの誕生年と同じ。このフィーバー機が今のパチンコの原型になっていると言ってもいい。その誕生秘話も面白い。この業界の様々なエピソードは機会があったら触れようと思う。
著者はホール側の立場の人間だ。だから、みなし機、4号機が撤去されて低射幸性時代へ突入する(あるいは回帰する)今後の状況を真剣に考えている。これまでの業界の歴史をたどると瀕死のたびに起死回生があった。今後の状況は中小ホール、あるいは大ホールにあっても厳しいものだろうが、これまでのP業界の生命力はそんな危機を上回って来たのである。しかし、今回ばかりはどうだろう。遊技者にとっても辛い時代ではあるが、もしかするとホールという存在もかなり危ういかもしれない。