受傷事故防止という方便

  • ウッド警棒を新規に配備@「日刊警察」より

 愛知県警察本部交通指導課(渡邊進一課長)は、受傷事故防止対策の一環として交通部で使用する交通取締り車両にウッド警棒を新規に製作して今月から配備運用を開始した。1台2本ずつ積載して、有事の際に躊躇せず使用することにより受傷事故を防ぐために導入したもの。標準でガラスクラッシャーが付属されており、検問時における亀の子状態でも車両のガラスを割り逮捕することができる。

どうも「日刊警察」を読んでいると、こういった記事の場合に限って妙に力が入っている節がある。暴走族根絶のために「煙草の投げ捨てを軽犯罪法違反と捉えて現行犯逮捕する等、ありとあらゆる法令を駆使して検挙した」という文言を並べていたり、この記事でも「交通街頭活動中における職務執行に対し警棒を使用する事案に遭遇した際は、積極的に活用して受傷事故の絶無を図る」とあった。その反面、通常は8ページ構成なのに、2ページだったり4ページだったりすることもあって、他にトピックはないのかと思わざるをえない。ウッド警棒の話題には半ページほど割かれていた。
ちなみに1本が税抜970円だそうだ。