祭の鉄人

先月ぐらいからビデオでちょっとずつ『ケロロ軍曹』を観ている。予備知識ゼロから。面白いなぁ。第19話「ケロロVS夏美 おまつり 頂上決戦!であります」とか最高に興奮してしまった。
それはともかく祭は素晴らしい。夏は祭に限る。上の写真は昨年仕事を3ヶ月ほどでヤメて帰省して自主映画を撮っていたのだけど、その一場面である。あの時も夏だった。ちょうど地元の花火大会の日に撮り始め、夏祭の場面なども半ば強引に盛り込んだのだった。あるいは、廃墟となったホテルに行き、映画そっちのけで携帯のささやかな明かりをたよりにホテル内に侵入し、腐臭と蜘蛛の巣と得体の知れない液体にまみれながら最上階を目指したりした。ホテルの一室からテラスに出ると、ちょうどパトカーがホテルに接近しているところで身をこわばらせた記憶がよみがえる。夏の匂いは記憶を誘う。映画はアフレコのみ残して未だ完成していないのだった。夏の終わりと共に自分も含めみんなのテンションが下がっていくのにあらがえなかったのだろうか。仕事で貯めていた金が底をついてしまったのも関係あるが……。あれ以来、金の問題ばかりに生活を縛られているような気がする。
今年の夏はどうなるか。どうにか金を貯めて何かドーンとやりたいものだ。スロット「祭の達人」も打ち納めしておきたい。どんどん台が撤去されていっている。夏祭をモチーフにしているだけで素晴らしいし、あの「お祭りタイム」の興奮、そしてプレミアム級にレアな斜めスイカ! 何であの台を撤去するかなぁ……