ドンキとパチンコ

http://www.asahi.com/business/reuters/RTR200606050039.html
コモンウェルス・エンターテインメントドン・キホーテが業務提携して、パチンコホールとの共同出店などをするという話である。この記事にもある通りすでにドン・キホーテはパチンコ店と共同したプロジェクトを行っている。ぼくが知っていたのは、例えば、東京にはないのだが、ドン・キホーテとパチンコ店を同じ敷地に立てて、パチンコの景品としてドンキの品々を交換できるという取り組みである。確か広島かどこかだったような気がする。以前取り上げた『パチンコ沈没』という本ではそういったホール側の取り組みがいくつか紹介されている。
今回の風適法改正で、ホールに対して一般景品を充実させるよう警察から指示もいっているようだ。特殊景品による換金は法の隙間を解釈して違法ぎりぎりなところでギャンブルを成立させているに過ぎない。そこが警察の利権でもあるのだが。この前も下北沢のホールに行ったら、景品コーナーがまるでコンビニのように充実していて、さすが地域密着型の老舗だなと思わせられた。しかし、そんな景品を利用する人はほとんどいなかった。景品なんぞ現金があれば買えるのだ。そこでしか手に入らない景品、あるいは割引価格の景品、パチンコ店で遊技している時にこそ欲しくなるような景品……そういった工夫なしでは一般景品が求められることはない。
景品がドンキの商品というのはちょっと楽しそうだし、パチンコ、スロットの射幸性がもう少し落ちて遊べるようになれば、なかなか流行りそうな感じがする。