最近のP業界の話題

スーパー海物語の熱が冷えてきたところ、来週にCR中森明菜・歌姫伝説の登場(大阪、名古屋辺りではすでに今週導入されている店舗もあった。まずまずの台数を入れているようだ。)を控えて、いろいろと話題も出てきているようだ。ちょっと前には工藤ちゃんフィギュアが動くCR探偵物語も発表済み。なぜか製作発表にはほしのあきが参加。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060609-00000017-dal-ent
そして、ビスティからはCR松浦亜弥の話題も耳に入ってきた。どうやら今月末の展示会にはあやや自身もやってくるらしい。パチンコといえば、タイアップするとけっこうな版権料が入ってくる(タイアップ機一覧→http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BF%E3%82%A4%E3%82%A2%E3%83%83%E3%83%97%E6%A9%9F)はずだが、イメージ戦略との兼ね合いはどうなんだろう。安田美沙子のCRホワイトエンジェルなどの例もあるけど、一方で、ヘアヌード写真集みたいに、下降線をたどるタレントのすがる「藁」でもありうる。聞いた話では、数年前にCRホンジャマカのぐるぐるパークという機種があるけど、これは当初、メーカーの意向では、石塚とパパイヤの「でぶや」コンビで出したかったのに、パパイヤが「おれはまだパチンコで出るほど落ちぶれていない」と断ったために実現しなかったらしい。もっとも、猪木のパチスロ機のように、営業マンが交渉を頑張り、タレント側も企画を面白がれば、幸福なタイアップが結実するという場合もある。
安易なタイアップが溢れるのは、メーカーが新機種のリスクを少なくする上で仕方ないことかもしれないけど、実際、ビスティにしても飯島直子などの例を見るまでもなく、ダメな台はダメである。初モノ打ちで数週間弄ばれた後、すぐに廃れるのは目に見えている。あややのことだから、もしかしたらリーチアクションなどの演出に口を出していたりするのかもしれない。
一応、パチンコ屋の景品として非売品グッズが売れたり、少なからず面白い台のモチーフは客の印象にも強く残るのだから、タイアップモチーフの魅力を最大限に伝えるということはもっと考えられていいと思うのだが、どうやらこの業界においてそれはまだまだ不完全である。そういう意味では、吉宗や番長、パチンコの五右衛門などの液晶を作ったイートレックみたいに、オリジナルキャラの魅力を存分にアピールすることに成功した会社の技術は、これから重要になってくるかもしれない。
あるいは、この分野に広告業界などが介入してくると面白いのかもしれない。どこかのブログで読んでブクマしたような気がするけど、少し前に登場してあまり人気はないCRパチンコマンは、CF的な感覚がなかなか面白いそうである。まあ、キャラクターやモチーフのせいか、あまり話題になってないようだけど。
もうひとつ新機種の中で気になっているパチンコを挙げておく。銀座(メーカー)から発売された「CR満月の夜に昇天したい」。『竹取物語』の世界観をモチーフにして、さらに「超写実的CGアイドル」として有名な「飛飛(フェイフェイ)」をヒロインに起用、といったもの。面白いかどうかは別として、新たな試みとして気になっている。
「遊べるパチンコ(パチスロ)」の時代と共に、主な遊技者となる客層も多少は変化していることだし、このようなテーマを深化させる必要はあると思う。日頃からホールの客層を見ていてそんなことを考えるのだった。