ゆの&京

tido2006-10-15

余裕がある時にやろうと思っていたら、そんな時間はなかなかめぐってこなくてこの体たらく。ここ最近は、仕事関係かmixi以外はネットを利用していないかもしれない。忙しいといっても、仕事が忙しいというわけじゃなく、夜の居酒屋バイトとそこで仲良くなった人たちとの交流に大幅な時間を割くようになったからで、睡眠時間を削るだけではまったく追いつかない。7月、グランドオープンの居酒屋で初めての飲食系バイトを開始してからは怒濤の日々。それなりに楽しんでいる。
話はまったく替わる。9月末にレズビアンSMショーを観に行ったのでそれをここに書いておこうと思っていたのに、ついつい先延ばしになっていた。あの6月の衝撃的レズビアンSMショー。歌舞伎町、紅薔薇座によるものだった。今回も劇場は同じ。日替わりで様々な人が出演する公演だったんだけど、その中の1日に、6月のショーでも最も衝撃的だった「ゆの&京」*1の名前を発見したのである。それに気づいたのが彼女らの出演の前日。啓示。予定を無理に調整してでも行かねば、と思った。てっきりもうあの舞台が彼女らの最後だと思っていた。そんな風なことを言っていたように記憶しているけど、たぶん紅薔薇座での舞台が最後だったということだろう。
バラエティ豊かなショー。1回目は『キル・ビル』、2回目は『攻殻機動隊SAC』の音楽・世界観をモチーフにした浅葱アゲハ&長田スティーブの緊縛ショーもすごかった*2が、やっぱりゆの&京。やってくれた。前回みたいなエロと切なさを絡めた全身芝居を展開してくれるのかと期待した。しかし、激しいBGMと共に、舞台はいきなりボディコンにヒールの高い白ブーツで現れたゆのちゃんと共に始まる。手には超巨大なバイブレータ。もう一方の手にはバイブレータのコードを束ねている。まるでヌンチャクみたいに構えて、ゆっくり盆の方へと歩く。しばらくして、舞台の袖からセーラー服姿に裸足の京ちゃんが出現。こっちもヴァイブレータを携え、ゆのちゃんと同じように構えている。2人が対峙。そしていきなり激しい「殺陣」が始まる。バイブレータで戦う姿は滑稽でもあるけど、あまりに激しくぶつかり合うので、ぎっしり詰まった客は唖然としてしまう。京ちゃんが思い切り助走をつけてゆのちゃんに切り込む。ゆのちゃんはそれを力強い構えで弾く。本当に空中に飛ばされた京ちゃんは激しく盆から落ちて最前列の客の上に重なったほどだ。それでもひるまない2人。そんな激しい格闘がしばらく続く。
数分が経過しただろうか。どうやら形勢が不利になったゆのちゃん。隙をついた京ちゃんがゆのちゃんを押し倒し、その上にまたがる。すかさず手かせ足かせを取り出し、ゆのちゃんから身体の自由を奪う。そこでBGM終了。盆の中央で恥ずかしい格好をさせられたゆのちゃんが「やめて〜 何するの〜 何されるか分かってるけど〜」と間の抜けた叫びをあげる。一気に場内の空気が和らぎ、笑いがもれる。京ちゃんが延長コードにバイブのコードを繋ぎ、ゆのちゃんを脱がせて、下半身を露出させる。盆が回転し始める。「さぁ、イカせちゃうぞ〜」と楽しげにバイブのスイッチを入れ、無防備なゆのちゃんのクリトリスにそれを押しあてる。大きさもさることながら、すごく強力なバイブらしく、あっという間にイッてしまったゆのちゃんは前回のショーと同じく感動的なほど鮮やかな失禁。透明な小水が弧を描く。
「あと、何回イケるかなぁ?」
楽しそうな京ちゃんはすぐに2度目の攻撃に移る。再びゆのちゃんはイッてしまって失禁。そして3度目。4度目。5度目。何度も何度もバイブレータを敏感になったクリトリスに押しあてられ、全身を痙攣させ、恍惚とした表情で「もうやめて」と呟くゆのちゃん。しかし、ちょっとした隙に、そばに置いてあったバイブをゆのちゃんが手にする。
「これがあればこっちのもんだ」
あれだけイカされた後なのに元気になったゆのちゃんは手かせ足かせを余裕で外し、形勢逆転。京ちゃんの上にまたがったゆのちゃんが何をするのかと思ったら、京ちゃんに両手を組ませて……
「お客さん、覚えておいてくださ〜い。M嬢は外しちゃだめと言ったら絶対に外せなくなるんですよ。不思議ですよね〜」
京ちゃんはそうやって身体の自由を奪われて、ゆのちゃんのバイブ責めを受ける。イカされて失禁。京ちゃんも完全に放尿をコントロールできるようになっている。4、5回目の絶頂の時までは勢いよく大量の小水を放出していた。ここからがすごい。ゆのちゃんは見世物小屋的雰囲気を掌握し、「お客さん楽しいですかぁ」などと絶妙に空気を読んでいる。京ちゃんの辱められる姿態に惹かれながらも、和やかな笑いに包まれる通常のショーではありそうもない雰囲気。前回の舞台もそうだったけど、ゆの&京にはストリップ小屋の空気を変質させる力があるのだ。結局、京ちゃんは10回ほどイカされてしまった。さすがにこの内容だったら連日の公演は無理だろう。今回は1日だけの出演だった。次回はさてどんなものが飛び出すのだろうか。

*1:興味があればこちらを参照→http://d.hatena.ne.jp/tido/20060609

*2:上のイメージはこのコンビ。