2003-11-26から1日間の記事一覧

寺島しのぶに注目

BOX東中野改めポレポレ東中野で荒戸源次郎監督『赤目四十八瀧心中未遂』を観てきた。ただその雰囲気に惚れ惚れするような映画だった。上映時間は2時間半を超えていてけっこう長いけれど、むしろ長さ自体が心地よいと感じられた。台詞も少なく、物語の起…

『続・兵隊やくざ』

監督は田中徳三。前作『兵隊やくざ』の結末がそのまま本作につながっている。田宮高廣と勝新太郎の名コンビが再び戦場に舞い戻り、痛快な騒動を巻き起こす。けれど、前作の痛快さと比べるとやや調子が落ちている。物語にも無理が生じ始めていて、むしろその…

『座頭市 関所破り』

監督は『座頭市 喧嘩旅』以来の安田公義。とりわけ目立った特徴はないが、バランス良くまとまっている感じだった。そのためか、通俗的な印象が強くて「業」やロマンスもほとんど描かれず、個人的にはもの足りないと思った。通俗性のもっともたるところは、感…

勝新太郎映画祭後記

祭日、休日はすごい人数だったけど、平日となるとそれほどでもないなぁ。でも若い人がちらほら。

(1日あけて)勝新太郎映画祭へ

今日の2本は『座頭市 関所破り』と『続・兵隊やくざ』だ。そろそろ出かけようかな。

アウトライン

サミュエル・ベケットについて3週間ほど考える予定。 ベケットにおける亡霊(自我からの離脱) 空虚なる豊穣さ(反射による意味の多様性) ダブリンの風土(オスカー、イェイツ、ジョイス) 芸術上の主題としての欠落あるいは不毛 分身創造(自己訂正あるい…