コミケからアキバへ

浜松町の水上バスで10時ちょうどビッグサイトに到着。長い長い行列の最後尾に加わる。35分ぐらいで場内に到達。ざっと見て回りながらいろいろ購入。どこかのサークルの「まほろさん」に惹かれたりしながら、もちろんはてな界隈のサークルでも購入する。東さんのブースでid:hitomisiriingさんたちの『Kluser vol.2』や『Cluster vol.2』やメルマガ「波状言論」前史などが語られたコピー誌を買ったり、砂さんのところでid:natsu-kさんたちの『次元往復』を買ったり、id:hhosonoさんところで『人造眼鏡っ娘図書委員長水野レイ』を買ったり。ざっと目を通したけれど、とても面白そう。じっくり読まなくては。はてなの日記をいろいろ読ませて貰っていると、ほとんど関係ないのにその人たちのコンテクストがだんだんぼくの中にも蓄積されてくるせいか、親近感が湧いてきてしまうのだった。まあそれを措いても内容的にはとても興味がある。
他にも、この前ぼくの彼女と話題にしていた雑誌『アートマニア』を見つけたので、創刊号の方を購入したり、『メイド哲学論考』なるものも買ったりした。金がある時はためらわず買ってしまうが、周囲の大きなバッグを抱えた人たちの購買意欲には及びもつかないだろう。半分以上はテキスト系だった。ぼくはもともと同人誌をそんなに買わない人間なので、どのサークルがどうだとか同人界のコンテクストを知らない。ぼく自身シーメールふたなりモノぐらいにしか興味をもたない人間だし…。実はこうしてコミケに赴くのも初めてだったりした。高校時代、あれほどコミケに行きたいと辺境岡山から熱望していたものの、東京の大学に行くとすっかりその気も失せていたのだ。しかし、やっぱりコミケは素晴らしい。あの熱気に興奮する。後で企業ブースにも行ったけど、音楽とか映像とか圧倒的な物量作戦が姑息に見えてきてしまったほどだ。
コスプレイヤー広場も楽しかった。昔に戻ったかのように、何にでもどきどきしてしまう自分がいた。今まで何で行かなかったのだろう。表面上オタク系を封印したことの自業自得だけど。女装コスプレとかけっこういたな…ネットとかで良いのを見ると、あまり似合っている人はいなかったようだけど、ぼくがいたのはほんの1時間ちょっとだし。更衣室で着替えてコスプレイヤー広場という舞台に上がってくる人たちを眺めていると、まさに『機動天使エンジェリックレイヤー』を見ているようだった。天使の翼よ、ぼくとレイヤーたちをいざなって…
帰りも水上バス。けっこう空いていて快適な船旅。それにゆりかもめより安い。アキバで下車して年末年始を過ごすゲームを買う。といっても新作なんぞ買うと散財してしまうので、PCエンジンセガサターンの中古品漁り。ゲームキューブは持っているけどあんまり買う気が起こらない。今日のアキバは心なしか少人数か…と思いながら帰宅。やれやれ。