2003-12-30から1日間の記事一覧

『座頭市 あばれ火祭り』

これまでぼくが観たどの「座頭市」とも異なる印象である。三隅研次のテイストは十分生かされていて、「業」の物語もロマンスもあるし、定番のライバル浪人も登場するし、森雅之の演じる闇公方という「めくら」の最強悪まで登場する。それだけではなく、ピー…

ジュンク堂で

斎藤環の新著『ひきこもり文化論』を買う。少し読む。今までもところどころで触れられていたひきこもり当事者としての「背景」について書いている模様。少々長い前書きで懇切丁寧に説明してくれている。 何か映画を観たいなと思ったけれど、新作としてはそれ…

切れ味の鋭いことで…

冬コミの熱を感じようともオタク系に針が振りきれないのが今のぼくで、やがてこつこつと勝新太郎に取り組むのだった。平岡正明の『座頭市 勝新太郎全体論』の前半は、勝新論というよりも座頭市論であり、映画批評というよりも物語分析であった。日本古典芸能…

コミケからアキバへ

浜松町の水上バスで10時ちょうどビッグサイトに到着。長い長い行列の最後尾に加わる。35分ぐらいで場内に到達。ざっと見て回りながらいろいろ購入。どこかのサークルの「まほろさん」に惹かれたりしながら、もちろんはてな界隈のサークルでも購入する。…

最高の兄弟の狭間で

肉体労働でへとへとになった後の目覚めの心地よいこと。昔、野球部だったときの生活リズムを思い出した。数百球投げた後の肩の痛みは勲章のようなものだった。 起きてから山城新伍著『おこりんぼ さびしんぼ』を読んだ。若山富三郎と勝新太郎の兄弟とのつき…