2003-11-28から1日間の記事一覧

『生きてるうちが花なのよ 死んだらそれまでよ党宣言』85’

田舎の港町を舞台に、原田芳雄と倍賞美津子を始めいくつかのカップルの群像劇が描かれる。旅回りのストリッパー、誘拐、クビになった教師、悪徳警官、やくざ、原発…様々な「異物」が巧みに絡み合いながら描かれる。泥臭い愛憎劇としても面白く、ラストの銃撃…

『喜劇・女は度胸』69’

面白すぎる!庶民や労働者の下世話な喜劇。とにかく会話が素晴らしい。渥美清を中心になされるくだらない会話、戯言、罵声が人物関係を見事に描き出していて、シンプルな恋愛模様に激しく色を添えている。カメラワークなどから考えると綿密な計算に基づいた…

『黒木太郎の愛と冒険』77’

不意打ちと戸惑いの連続だった。こんな映画が存在していたなんて、自らの無知を恥じねばなるまい。個性の強い素人を語り部に使っていたり、虚構と現実の捻れた構造を採用していたりして冒頭からいきなり面食らってしまう。田中邦衛、財津一郎、倍賞美津子、…

森崎東×山根貞男トークショー

たいして時間がないというのに、あまりにもまったりし過ぎたトークショーだった。これから映画を観るというのに眠りへと誘おうというのか。森崎東監督は妙な貫禄を発揮していて計り知れなかった。後で、山根貞男氏はぼくの斜め後ろの席に座っていた。

森崎東ナイト@東京フィルメックス

初めて行った六本木ヒルズはなかなか良かった。少なくとも丸ビルやらカレッタ汐留よりは。それにしても寒かった。

またまた寺島しのぶ

http://news.goo.ne.jp/news/fuji/geino/20031113/20031113-f-22.html いくつもの本屋を巡ったのに見つからないと思っていたら、発売は12月だった。昨日の「ザ・ワイド」では、市川染五郎の結婚に当てつけて…とかなんとか言っていたので昨日発売したのかと…

『座頭市 逆手斬り』

森一生監督。撮影は今井ひろし。森一生はけっこう色々と勝新の映画を撮っているものの、イマイチな作品が多い気がする。まあ『薄桜記』を撮っている監督だということを考慮しても、勝新太郎の魅力とは違った演出をするのに向いた才能の持ち主なのだろうか?…

『兵隊やくざ 大脱走』

監督が田中徳三ということもあって、編集のテンポなど素晴らしかった。物語はこのシリーズ定番の破天荒ぶりはもちろんなのだが、後半は多少シリアスになっている。日本は敗戦間近で、田村高廣と勝新太郎のコンビがいる場所はというと、ソ連軍に攻められつつ…

日記更新@漫画喫茶

時間が多少できたので、今日の勝新映画の感想など書いておこうと漫画喫茶へ。余裕がなかったから講義を1コマ捨てたというのに…この後は30分もせずに六本木に向かわねばならない。

出かける(明日まで)

脳内の時間律法表*1に照らし合わせてみると、どうやら今日は家に帰ってこられないようだ。昼から大学で2コマの講義を受け、その後は勝新太郎映画祭へ。そして、今夜は東京フィルメックス@ヴァージンシネマズ六本木ヒルズに行って「森崎東ナイト」を朝まで…

究極の道楽者

そういえば先日『エスクァイア』誌(日本版)の1993年2月号を手に入れたのだった*1。特集は「芸道一代、勝新太郎。」もうすっかりはまってしまった。記事の中にあるこんな無駄話には心底惚れてしまう。ニューヨークで勝新がある女と知り合った時の出来…

郵便物が届く

待ってました!市山隆一著『私論・勝新太郎』だ。

ユリシーズと鍋

フジテレビ「お厚いのがお好き?」で現在放映中。ジョイスはベケットと深い関係にあったのでチェック。と思ったが眠い…まぶたが落ちてくる…