2005-05-01から1ヶ月間の記事一覧

最期のバイアグラ

本日の映画は3本。新作2本と旧作を1本DVDで。それだけであっという間に貴重な休みが消費されてしまうのだから…… バタフライ・エフェクト(監督/脚本:エリック・ブレス&J・マッキー・グラバー) <※ネタバレを含んでいます。> この映画の構造は簡単に…

バラバラの身体

サラ、いつわりの祈り(監督/脚本/主演:アーシア・アルジェント) 主人公となる少年の主観が中心となる前半のカメラの視点、暴力的なまでにサラやサラの男の細部が視界を埋め尽くし、かつ断片的にカットは切り替わるので、少年の世界同様ぼくたちはどこか…

手鏡に映ったものは何だったのか?

すっかり風化しかけていた感があったが、「SPA!」の植草一秀と大川総裁の対談を読んであの事件まだ継続しているのを知った。その対談での植草一秀の言い分や支援サイト(http://yuutama.exblog.jp/)などを見るにつけて冤罪濃厚、もしくは有罪とは断定できな…

新宿東口紀伊國屋にて

昨日本を買いに立ち寄ったらレジで接客されたのが外国人の実習生だった。すごく礼儀正しくて何も問題なかったけどなんで……? という印象も抱いてしまった。そもそも新宿紀伊國屋みたいな過剰な接客は妙に居心地悪いと思うのは、単にぼくが自意識過剰なだけか…

バスト特集

気まぐれで「Tarzan」を買ったらサトエリがオッパイについてこんなことを答えている。 『らんま1/2』の主人公が女の子に変身するでしょ。そのときみたいなオッパイになりたかったんです。どう、すごくわかりやすいでしょ(笑)」 その記事を書いた人は「(略…

やっと……

エレファント(監督/脚本/編集:ガス・ヴァン・サント) 何で映画館で観なかったのか、と後悔した。 ちょっと前に日本でも公開され、DVDにもなっている『ジェリー』を卒論を準備していた半年ほど前に観たことを思い出した。その時は大学の有志の上映会のた…

トイレの本棚

一昨日の夜、トイレの本棚のことで同棲中の彼女とちょっとした喧嘩になった。 立ち読みで風水関係の本を読んだ彼女が、トイレに本棚を置くと金運や健康運が下がって最悪だからどうにかしようと言うので、東京で一人暮らしを始めて以来トイレ読書にささやかな…

ハーレムをつくろうとした男

http://www.sankei.co.jp/news/050512/sha045.htm 同じ世代として実行に至るまでの精神的な過程が少し気になる。 http://www.asahi.com/national/update/0512/TKY200505120197.html 女性名でチャットしていたのが男だと少女に分かったとき、脅しに従うしかな…

罪の継承

今月は何と言っても28日に迫った『ミリオンダラー・ベイビー』の封切りこそ、最も待ち望んでいることなのだが、その前に原作の日本語訳を読んでみた。ミリオンダラー・ベイビー (ハヤカワ文庫NV)作者: F.X.トゥール,F.X. Toole,東理夫出版社/メーカー: 早川…

世界観とバランス感覚

ライフ・アクアティック(監督/共同脚本/製作:ウェス・アンダーソン) 恵比寿ガーデンシネマにて仕事帰りに。 細部までつくりこまれたこの映画は遊び心に溢れるばかりか、画面設計が綿密にコントロールされていて素晴らしい。例えば、ケヴィン・コスナー…

アニメーションと実写のはざまで……失敗か?

ゴッド・ディーバ(監督/脚本:エンキ・ビラル) とりあえず「失敗」と書いてしまったけど、よく考えてみるとそれはあまり正しくないような気がする。劇場でやっていた時(あっという間に終っていて見逃してしまった)、予告編に感じるものがあって観に行こ…

記憶の中の1970年代

今朝キヨスクに仰々しく「三島自決からあさま山荘事件まで」と書かれた紙が貼ってあるのを目にして、その特集を組んだ「文藝春秋」を買ってしまった。様々な人の当時の証言である。特に目新しくはないが、具体的な証言というか当時のエピソードが綴られてい…

セリクラは健在!

アパートから徒歩10分もかからなかった美容室にいた担当の美容師が大宮に移ったということで、仕事帰りにふらっと行ってきた。何度行っても、美容室という空間は居心地が悪い。なんであんなにスタッフがいるのか? 挙げ句に新入りとおぼしき男性スタッフから…

ネットコミュニケーション技術

仕事で担当している会報誌への投稿を吟味していて思うのだが、大部分が中・高女子のアニメや漫画のイラスト投稿であるうち、それらとは異なり、誌面の雰囲気にそぐわない投稿をする人たちがいる。その人たちは2種に明確に分かれる。60歳以上の孤独な老人…

あの頃に夢見たもの

昨夜、近所のスーパー銭湯お風呂の王様のサウナにあるテレビにて「黒バラ」の冒頭だけ観て、ヤンキーファッションの特集をやっていてそれほど遠すぎない昔に思いを馳せた。中学時代、ぼくも中井君と同様、中ラン派だった。裏地はパープルで裏ボタンは竜の絵…

黒でもなく白でもなく

コーヒー&シガレッツ(監督/脚本:ジム・ジャームッシュ) これはコーヒーとシガレットの映画というよりも、そういった身近なもののようなものが映画だという表明なのではないだろうか? 単にインディペンデントということだけではなく、身近にあるもの、…

『イノセンス』以来の球体関節人形

「ブログ作法」から派生した話題はまだ冷めやらないようだけど、今月号の「ユリイカ」の話である。 『イノセンス』関連で催された「球体関節人形展」などに行って、一時は強く興味を抱いたりしたけど、怠慢のためにすっかり忘れかけていた。そっちの方では持…

ダウン

家に帰って横になってテレビを見ながら12時間近く寝てしまった。コンタクトレンズを入れたまま寝ると、眼球から剥がす時、水分が抜けてしまっているため表面がくっついていて少々危険である。こういう時は、ドライヤーを眼にあててさらに乾燥させると簡単に…

脅威のスプレーのり

仕事中与えられた雑用で手近にあったスプレーのりを使ったら、とんでもないことになった。スプレーだから小さな対象にふりかけていると当然手にもたくさんかかる。作業が終って洗い流そうとするとまったく落ちない。のりにしてはすごい粘着力。さっきまで手…

よくできた映画だが

ハイド・アンド・シーク(監督:ジョン・ポルソン、出演:ロバート・デ・ニーロetc) http://www.foxjapan.com/movies/hideandseek/staff.html 張り詰めた雰囲気を持続させる前半から、ある種定番となった「オチ」を経て、『シャイニング』のような後半に至…

アンチ・スペクタクル?

蒼井そらとの握手会のため新宿に行くと、ついこの前も見かけたばかりのピーター・フランクル。新宿TUTAYAの横の狭い通りでやる大道芸はもはやキレがなく、失敗続きで見ているこちらが居心地悪い気分になる。数年前に銀座でピーターを見かけた時、本を売って…

2泊3日

結局、東京の地を踏まなかったのは1日に過ぎなかったけど、その割には有意義な帰省だった。プロジェクトも始まったし、夏に向けていろいろと取り組むことができた。仕事どころじゃないな……

本当にこわいのは何か?

結婚がこわい作者: 香山リカ出版社/メーカー: 講談社発売日: 2005/03メディア: 単行本 クリック: 4回この商品を含むブログ (11件) を見る就職の次は結婚か……まったくの他人事ではない。ちょうどid:umikazeさんも結婚本に興味を示していたのに共鳴した部分も…

たまには

実家に帰ってみようと。今夜から2、3日ではあるけど。 関係ないけど、たまにはこんなのも(好奇心の強い人に限り……)。 http://www.ikedaclinic.com/tetyou.html 今となっては遅いけど、初めてマスターベーションをした時のことを思い出して、あの時必要だ…

昨夜のこと

もう1日経ってしまったけど、昨夜は「ユリイカ」トークショーの打ち上げに参加できて良かった。普段はああいったイベントには、二の足を踏んでしまって、ほとんど行くことがないのだけど、行ってみるとやっぱり楽しい。遅れてしまったが、やっと会えたid:go…

映画を撮る……とは?

朝、かろうじて3店舗ほどは残しておいたスロ屋からのメールを見て、ファーストデー・イベントに強く誘惑されてしまったが、それよりも映画を観たいという欲望が勝り、用事のついでに新宿のテアトルタイムズスクエアへ。欲望の矛先が正常になりつつある良い…